教会直下のブラックスミス
第2話
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造り出してから半年後、僕は世界を旅しながらの逃亡生活を送っていた。対堕天使用の剣が作れるのならいずれ対天使用、更にその先にある対神用の剣が産み出せるのではないのかと天界の上層部に思われ、刺客が放たれた。用意周到に天使様達に有効な術を施した剣を用意して、僕が謀反を起こそうとしていると騒ぎ立てたのだ。
刺客自体は撃退したのだが、このような状況に置かれては逃げるしか生き延びる道は無く、探索系と隠蔽系と転移系をフル活用して天界に居られたガブリエル様に別れの挨拶を告げてから本気の逃走を始めた。
僕の作った剣は爆破せずに残しておいたのだけれど、大半が壊されていった。残っているのは個人的な友好があった一部のエクソシストとガブリエル様にプレゼントした分、それと初日に作ったエクスカリバーだけだ。追手は完全に撒いたけど、教会の勢力圏には立ち寄れないし、他の勢力を刺激する訳にもいけないので街から街への移動は転移を使っている。
何でも僕が作る転移系の剣、魔力を使っている訳でもないので感知されることがまず無いのだ。これが出来るのは聖王剣コールブランドだけなのだ。しかも隠密性では僕の方が上なのだそうだ。お金の方は剣の制作費やエクソシストとしての給料が銀行にあったので、口座が凍結される前に全て引き出して収納用の魔法陣に突っ込んでいるので数年は働かなくても大丈夫だ。当分は気楽に旅を続けよう。
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