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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二十六話:女の子たちの朝
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ゃないか、何故それを、他の人間の女性にやらないのか!
「え?おそろい?……そっか、そっかー。うん、おいらもそーじゃないかと思ってたー!」
『もー、コドランくん。調子いいー』
「あ、やっぱムリ?だよなー。でもかわいーよ、ほんとにドーラちゃんと姉妹って感じじゃん!」
「ピキー!」
『ほんと!?嬉しい!』
姉妹か。
うん、モモは私の妹的存在なわけで。
家族なわけで。
もしも仮に、百万が一ヘンリーが私のことを好きだと、そういう意味で好きなんだと仮定したら、私の家族の好感度も積極的に上げていくはずなんであって。
まさかこれも、攻略の一環……。
いやむしろ、私とのセットだから気付いたとか……。
『ドーラちゃん、聞いたー?あたしたち、姉妹みたいだってー!』
……ハッ!
今、何を考えていた!
「う、うん!聞いてたよ!実際にそんなようなものなんだから、当然だけどね!」
『そっかー!うん、そうだよねー!』
別にアレだ、特に好きとかそんなんじゃなくても、いつも一緒にいる相手なんだから細かいことに気が付いても何も不思議は無いっていうか?
なんでもそんな風に考えるのは良くないと思うんだ。
主に私の精神安定上。
そうだ、別に普通だ。
普通のことだった。
私たちへの対応が普通で、他の人間女性に冷たすぎるだけだった。
「それじゃ、とりあえずメシにするか。行こうぜ」
「うん……って、え?」
さも当たり前のように、肩を抱かれましたが。
「あの、ヘンリー」
「危ないだろ、そんな格好で。一人で歩かせたら」
「いや、だけど。宿の中の、食堂に行くくらいで」
「危ない。この宿は特に、男の客が多いし。女に飢えてるヤツも多いし、それでいて男慣れしてる踊り子を見慣れてるし。絶対に、危ない」
「いや、それならモモと」
「田舎の村じゃないんだから、モンスター使いくらい知ってるだろ。話しかける口実にされるのがオチだ」
「……」
確かに。
モンスター使いを知ってる普通の人なら、町中をモンスターがおとなしく歩いてるのを見れば、そうだってわかるだろうし。
無暗に人を襲わせるわけが無いことも、ちょっとナンパされたくらいのことでけしかけるわけにいかないことも、当然わかるだろうし。
外見は全く強そうに見えない私が一人で歩くよりは、見て強いとわかるボディーガードが付いてる分、マシではあるが。
男のヘンリーといるよりは、ペット的存在に見えるだろうモモといるほうが、男性からしたら声がかけやすい、かもしれない。
……ほんとにそうか?
「いいから、行こうぜ。早く出て、モモと観光するんだろ」
『ドーラちゃん、行こ行こ!早く、ごはん食べよ!』
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