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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
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拒絶
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レイエルに涙目で訴える。
「・・・私だって止めに行きたい。でも止めたら、両方の心に複雑な気持ちを持ったまま別れるか、一緒に行動しなくちゃいけなくなっちゃうの。 それにアレは戦ってるんじゃなくて、自分の思いを拳に乗せて語り合ってるのよ」
「こ、こぶし? グーの事?」
「そう、じゃんけんのグーの手よ」
「そうなんだぁ。でも、そうしたらぼくも言うことあるっ!! だって、戦ってるのぼくのせいだもんっ!! ぼくがここに居なきゃ二人が戦わないですんだもんっ!!」
「ううぅ・・・。でっ、でも・・・どっちにしても避けられなかった事なの。あのね、実はマートルくんに会う前に一つ言い合いがあったの。それはマートルくんと同じ状態で、同側の腕に同じマーク、元人間だった子のアーシアについて。その時にどう間違ったのか、今戦ってるピカチュウが言っちゃいけないことを言っちゃったから、それを聞いて何処かに涙を流しながら何処か行っちゃって・・・。今まで探したんだけど、まだ見つからないの・・・」
 悲しそうな顔で説明し、その雰囲気にマートルも感じ取って、明るかった表情も暗くなる。そして右手のマークを上から左手でなぞりながらポツリと呟いた。
「ぼくと同じシルシ・・・なかま・・・かなしんでる・・・・・・」
「・・・えぇ? い、今なんて?」
「かなしんでるのなら・・・助けなきゃ。そのお姉ちゃんの姿の名前なんなの?」
「イーブイよ、ちょっと小柄の。でも、探すのは勝負が付いてから探しましょ。 心配しなくても大丈夫。どちらがどんな結果であれ一緒に行くように説得するつもりだから」

〜〜〜〜〜☆〜〜〜〜〜

「・・・もう終わりなの?なんか残念だよ。もう少し耐えられると思っ・・・っとと。 そうそう、そうでなくっちゃ。幾ら何でもこれじゃあ物足りないよ」
「はぁ、はぁ・・・・・・負けて・・・たまるかっ!!」
 最後の一言を言った後、またもや電光石火を使って吹っ飛ばされた距離を詰めながらアイアンテールの準備。だが、距離が1mの間合いに入った途端に素早く電気を纏い・・・
「"スパーククロー"ッ!!」
「えっ、あぶなっ!!? い、痛てて・・・まさか僕と同じ様に電気を反動に乗せて飛ばして来るなんてね。 使い方が僕と同じで、自分の現し身を見てるみたいだよ。フォームも、見てすぐに学ぶところも」
「き、君なんかと同じにするなっ!! なら・・・"サンダーボール"ッ!!」
「その電撃貰うよ・・・ぎゃあぁぁあっ!!? な、なんで・・・こんなに・・・痛い・・・の?・・・・・・」
 モルクの飛ばした電気玉を避けずにワザと食らったライトだが、放たれた電気をライトの身体が電気を受け付けず、もがき苦しんだ後にその場に倒れこんで動かなった。
 モルクにとっては少々威力を抑え気味に放ったのにも関わらず倒れた
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