暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
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紫の風
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表示がUnknownから留守番電話へと文字が変わり、少し甲高い機械音声案内が再生される。一言二言言った後に ピー っと音が鳴る。録音モードに切り変わったらしいが、いつまで経っても声が聞こえて来ない。不思議に思いつつしばらく待ってると、
『・・・んっ、っんん。えーと、私よ。レイエル。この番号で番号合ってたわよねモルク?モルク、アーシ「ごめんっ‼︎まさかレイエルとは思わなくて、出られなかったっ‼︎」・・・まぁ、そうよね。あたしもそう思えばでこの番号にコールしたから・・・」
 そう、ライトと今まで話していたレイエルだった。本人だということを確認し、画面に点滅している 顔表示 を右にフリックすると、レイエルの顔が表示された。映る背景から見える流れる雲を見ると、既に外に出ているようだった。
「既に外にいるんだね。何処に居るの?」
「私?私達は病院を出て南方向の街に向かってるわ。そっちは?」
「まだ見つかってないよ。なんか『アファクトの森』に全速力で入っていったって聞いたから、探してるんだけど・・・まったく見つからないんだよね」
「ちょっと待って、アファクトの森って反対方向じゃない・・・今から全力で戻るから、モルクはグレースタウンに行く為の入り口に居て。じゃあ後で合流よ」
「了解っ。心配なのは分かってるけど、無理して飛ばしてこないでね?」
「当然よ。じゃあ、通話切るわね」
「うん」
 その一言を最後に画面に写っていたレイエルの顔が消え、また文字が浮かび上がる。今度の文字は Signal Out と 連絡追加 の文字。モルクは迷わず追加許可の文字をタッチして右にフリックすると、更に選択肢が出現した。今度は新規追加と既在に追加っと出てきて 新規追加 をフリック。そんなことが何回か続き、名前とグループ選択し終えると レイエルさんを追加しました っと流れ文字で表示後、画面が消えた。どうやら 左で拒否・いいえ、右で許可・はい っと基本的になっていて、場面によっては文字入力もする事が出来るよう。
「グレースタウンへ行く為の唯一の道かある、アファクトの森か・・・あの辺りも不安定みたいだから、あまり近づきたくないけど、待ち合わせにはそこにか無いんだよね・・・この小川を目印でも今となったら良かったかもしれないね。 ふぅ、本当にどうしちゃったんだろうこの諸島は・・・。他の導かれし者達の軌跡、人間達がこの状況を打破してくれるのは嬉しいことだけど、少しばかりは不安定な状態にさらに負荷が掛かって更に影響がありそうで怖いよ・・・」
 左腕にしっかりとライブキャスターをはめながらポツリと一言。まさかそんなことはないと思うが、こんなにニュースが飛び交えば多少心配になるもの。
「・・・アーシアが来る前から色々と変だし、まずあり
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