教会直下のブラックスミス
第1話
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なんと言うパワーインフレの世界なんだ。戦いには巻き込まれたくないなぁ。普通に神父様になって暮らそうと思ってたのに。なんかエクソシストとかも居て、悪魔とか堕天使とかと戦っている教会関係者も居るんだって。もしかしてイスカリオテもあるのかな?ちなみに僕もそっち方面で期待されているらしい。
勘弁して下さい、えっ、ウチの神父様も元エクソシストで結構有名だったの?そう言えばなんかライトセイバーの柄みたいなのが部屋に幾つか置いてあったけどあれってエクソシストの武器なの?聞いて見るとそうらしい。通常はそのライトセイバーと銃を持って戦うのが基本らしい。ウチの神父様は普通のライトセイバーと投擲用の短いライトセイバーを持って戦うのが基本だったらしい。
そんな話をしながらとある聖堂へと連れて行かれた。そこには既に多くの子供が集められていた。人種は様々だけど、みんな揃って十字架を首に掛けている。そう言う僕も神父様に飛行機に乗る前に掛けられている。天使様が作った身分証明用の物らしいので外さない様にと言われている。
僕が一番最後だったのか、僕が聖堂に到着すると同時に先日とは違う天使様が現れた。これから一人ずつ神から授かった力、神器を出す儀式を行うらしい。まずは右手を上げて降ろし、自分が一番強いと思う剣を使う人物の一番強いと思う姿を想像し、それを真似るのだそうだ。そんな事で神器が出せるのかと疑問に思うのだが、強く念じる必要があるらしい。なるほどと思いつつ考える。
僕が一番強いと思う剣を使う人物か。考えが終わる前に他の子供達が次々に神器を召還していく。殆どの子供がその地方の神話の神々や英雄の真似をして、色々な剣が現れる。それがどんな物なのかを天使様が説明して下さる。そしてとうとう僕の番になったのだが、未だに一番強いという人物が決まらない。
戦場は常に虚ろで、状況によっては際弱が最強に勝つこともある。常勝不敗の人物など、僕は知らない。ああ、だけど、自分を殺してまで戦い続け、裏切られようとも一人も恨まずに死んでいき、英霊となって真の答えを得た変わり者が居たな。彼の心のあり方は僕は強いと思う。
右手を上げて降ろし、目を瞑ってアレの詠唱を始める。
「I am the bone of my sword.」
一度詠唱を始めると頭に次々と詠唱が思い浮かぶ。
「Steel is my body, and fire is my blood.」
様々な剣が思い浮かぶ。前世の漫画などで見た物や、彼が見て来た物が。
「I have created over a thousand blades.」
身体の中で何かが熱くなっていくのが分かる。
「Unknown to Death.」
周りでみんなが困惑しているが関係ない。
「Nor
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