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lineage もうひとつの物語
パーティー結成
エルブンケイブ
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れているがアレンは真剣な面持ちに変わる。
その通りだ。
アーニャは口が悪いがいつもフォローしてくれている。

「アーニャ、いつもありがとう」

アレンは自然な笑顔でお礼を言い条件を承諾する。
アーニャは顔を赤くし意味不明なことを言っていたがエレナによって次の相談へと移る。

「その次はギランってことだけどルートはどうするの?」

地図を広げそれを三人で見つめる。

「ケントからなら街道を東に行って分岐を北にいけばいいよね。森を突っ切れば最短でいけるけど」

気をとりなおしたアーニャは地図に指を滑らせる。

「あとはシルバーナイトタウンからなら砂漠北の橋を渡ってってなるけどこっちは結構時間が掛かるわね」

エレナは橋を指差しアレンに告げる。
リーダーであるアレンに決定権がありその言葉を待つ二人。
暫く考えた後アレンは二人に告げる。

「じゃぁケントから街道を使ってギランに向かおう。」

そして三人は必要な物品等の打ち合わせを済ませエレナが締め括る。

「もう休みましょう。明日に備えてね」




翌日朝早くから出発した三人は北へ向かって進んでいる。
エレナの道案内で迷うことなく到着しケイブの手前で標を埋め込む。

「この辺りなら守護者もいないから安心よ」

エルブンケイブはエルフの森の隅にあり守護者の守護エリアにあたる。
テレポートした先で守護者と鉢合わせとか冗談でも笑えない。
エレナの案内がなければケイブの近くで標を埋めただろうと思い感謝する。

「エレナがいてくれて助かることだらけだ。ありがとう」

昨晩のアーニャとは違いエレナは

「どういたしまして。でもパーティーなんだから当然よね?」

アレンとアーニャは たしかに と頷き三人はケイブへ入っていく。


エレナの言うとおり二階はオークの巣窟となっており数が多い。
アレン、エレナがオークを相手にしアーニャはマッピングしていく。
アーニャのマッピング技術はかなりのもので素早く正確である。
エルブンケイブは特段変わった場所でもなく難なく三階への階段を発見した三人は約束通り火田村に戻っていった。




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