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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『邂逅、説得、甦生』前編
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た。

「とりあえず今のうちに治療しとくか」


少し気分が回復してから、

「まずは『ライブラ』」

対象のステータスを視る魔法『ライブラ』でプレシアの身体を解析する。

「え〜と……」

免疫力の低下、内臓機能の低下、結核、栄養不十分、運動不足による運動機能の低下、癌……etc

「うわ〜 解析結果からみると余命約4、5ヶ月ってとこか」

予想以上にヤバいな……。

「とりあえず開け『王の財宝』!」

俺は『王の財宝』を開きそこから、

「コレだ!」

一本の蛇が巻き付いた杖を取り出す。

「癒せ!『偉大なる医神の杖(アスクレイピオスの杖)』!!」

杖の真名解放をする事によってプレシアの身体は光に包まれ、

「あ……ぐ……うぅ……」

病気によって死滅した身体の細胞が再構築される反動に苦悶の顔を浮かべるプレシア。

「次はこれか」

俺は再び『王の財宝』を開きそこから一つの小瓶を取り出し、

「『万能の霊薬(エリクサー)』で体力を回復させる」

プレシアの口を開き少しずつ飲ませる。

すると……、

「凄いな」

先ほどまで生気のない顔色と張りの無い肌をしていたプレシアだが、

みるみるうちにその身体に活力が戻っていく。

「これで危険域は脱したな」

そして仕上げに……、

「『目覚めろ』」

『言霊』を使いプレシアを強制的に起こす。

「うぅ……」

「身体の調子はどうだ?」

「何を言って……身体が軽い!? それにいつもの発作が無い!?」

「成功か……」

上手くいって良かったよ。

「貴方……一体私の身体に何をしたの!?」

「『宝具』を使ってアンタの身体の細胞を再構築させて普通の健康な身体にしただけだ」

「しただけって貴方ね……」

あまりの出来事に呆れ果てるプレシア。

「それはさておき俺の質問の答えを聞こうか?」

「本当にアリシアの蘇生が出来るの?」

「方法自体はあるが断言はできん……だが俺の全てを賭けて挑む」

この方法は俺も危険だからな。

「あの死にかけだった私の身体を治した貴方なら信じてみる価値はありそうね」

「それと言い忘れていたがアリシアの蘇生を行う上で俺の要求を呑んでもらう」

「要求?」

「なに……そう難しいものじゃない」

俺はプレシアに俺の要求を話す。

1 フェイトにアリシアを重ねるのを止めフェイト・テスタロッサという一人の人間として見る事

2 フェイトに全てを話し自ら謝る事

3 アリシアが復活した後はフェイトをアリシアの妹として自分の娘としてちゃんと可愛がる事

4 俺の側に付き協力して欲しい


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