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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『邂逅、説得、甦生』前編
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れでも諦めるわけにはいかないのよ!!」

なおも雷系統の魔法を放つプレシアだが、

「無駄だ!」

その全てをことごく切り伏せる。


プレシア side

なんなのよあのガキは!?

あの出来損ないといい、

何故私をこんなにも不快にさせる!?

「いい加減くたばりなさい!!」

ー雷・撃ー

私はあのガキに向かって再び魔法を放つが、

「それは無理な相談だ!」

再びあの片刃の剣で意図も容易く切り裂かれる。

「何故!? なんでなのよ!?」

あれはロストロギアなの!?

「いい加減人の話しを聞け!」

うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!

あの出来損ないといい『アイツ』といいあのガキも何故私をここまで不快にさせるの!?

私はただあの場所に行ってアリシアを甦らせ、再び一緒に暮らしたいだけなのに!?

あのガキに向かって魔法を放とうとしたその時、

「これをくらっ!? うっ! ゴフッ!」

いつもの発作が起こり、

魔法を中断させる。

「ゴホッ!」

私は血を吐き出し床に膝をつく。

こんな……ところで……。

アリシア……私の愛しい娘……。

私はただ貴女と一緒にいたいだけなのに何故……、

何故いつも邪魔がはいるの!?


プレシア side end


零 side

俺の目の前には吐血し、床に膝をつくプレシアの姿があった。

その姿に最初のような威圧感などはなくただの病に侵された病人の姿そのものだ。

「もう止めないか?」

俺は刀をおろし、戦う姿勢をやめる。

「まだよ……私は……あの場所へ……『忘れられし都』……『アルハザード』に行くのよ」

息も絶え絶えに言葉を紡ぐプレシア。

「『アルハザード』……過去に在ったとされる伝説の魔法の都か……」

地球のアトランティスみたいな場所だな……どちらも高度な文明を持っていたが消えてしまった伝説の都という共通点がある。

「私はそこに行き……全てを取り戻す……アリシアを……私の愛しい娘を!!」

それは子を失いし母の嘆き。

「フェイトはどうするつもりだ?」

失ったアリシアだけしかみていないがフェイトも貴女の子供だろう。

「フェイト? あんな出来損ないどうでもいいわよ」

「…………」

俺は無言でプレシアへと歩み寄り、

ー平・手・打ー

プレシアの頬をはたく。

「いい加減にしろ! フェイトにアリシアの幻影を重ねるな! あの子はフェイトという一人の人間であってアリシアではない!」

いくら代わりをつくろうとし
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