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異世界からチートな常識人が来るそうですよ(タイトル詐欺)
第二十二話 ( ´ ▽ ` )ノ
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―――――本拠に戻ってから気付いた。報酬もらってない―――――
「なので報酬をくれ」
「いきなり入ってきてそれか」
呆れたように証を見る白夜叉。しかしこのままではコミュニティの勝負に負けてしまうので証も必死である。
「そうはいってものう、何がほしいのだ」
「む、そう言われると………思いつかないな」
「阿呆かおんしは………」
そう言って考えこむ証を見て呆れる白夜叉。その時、客間に来訪者が現れた。
「ん? なんだ。証もいたのか。つーか何だその服」
「十六夜か。この服は他の服が使えなくなった時に買った。どうして来たんだ?割りと上手くいってないと聞いたけど?」
「ん、その件もあって来たんだがな。白夜叉、東側の開発についてなんだが………」
訳がわからない証は首を傾げる。十六夜はニヤリと笑って"東側の開発計画〜"について解説を始めた―――――
▽
「なるほど。つまり発展に重要な水源の確保を目指してギフトを手に入れるのは十六夜か。で、俺がそのギフトを祀る神殿を設計すると」
「そういうことだ」
ヤハハ、と笑って頷く十六夜に証は渋面を浮かべる。
「俺のメリットは?」
ついでに言えば十六夜の白夜叉に対する請求も気になったが、そこは我慢した。あとの楽しみに取っておくことにした。
「お前も何か白夜叉に頼めよ。今なら良いの貰えるぞきっと」
「おいおんし、勝手に決めるでない」
少し青筋を立てる白夜叉を尻目に、証は渋面を浮かべながら、
「その件、呑むよ」
十六夜に大きなメリットになりそうだが、此方にもいいことではある。
「……ふむ、ならば水源となるギフトを持っている者を紹介してやろう。最近は参加すらできずに困っておるのであろう?」
十六夜は憮然としながら頷いた。十六夜が目立ち過ぎたせいで証もとばっちりを受けているのは記憶に新しい。
白夜叉は虚空から紹介状の書かれた羊皮紙を十六夜に渡す。女性店員に涙目で睨まれながら立ち去った十六夜を尻目に証と白夜叉は嗤う。
「ハハッ、十六夜も甘いな。最も重要な事を忘れるとは」
「クックック、おんしも悪よのう。………では、任せるぞ。随時相談しに来い」
「りょーかい。では_____施設の衣装は俺に任せてくれ」
▽
"ノーネーム"本拠・農業区。
「証君、その服は何?」
「これ? 買ったやつだけど? そんな気になる?」
「………ええ」
白夜叉との話が終わり、本拠に戻って農地の再生を手伝いに行った所で、久遠飛鳥に出会い頭に言われた。彼女の紅いドレス姿は今日も映えている。
農地の整備をディーンに任せながら飛鳥は腰に手を置いた。
「証君も
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