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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第十話「決意/RESOLUTION」
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ですよ?うちの部下ときたら、上司に向かってため口は聞くしで、もう……」
「うちのクロノも、愛想がなくて……それにくらべて桃子さんの息子さんと娘さんは本当に優しくて相性が抜群です!
「まぁ!どうも……」
僕ら二人は苦笑いするよりなかった。
「ねぇ!タケル君?あのカッコイイ男の人誰?」
そう僕に美由紀さんが囁く。
「まぁ、その……リンディさんの友人でシグナスさんっていうの……」
「そうだ、タケル?昨日お前の友達って言う三人の子達が様子を窺いに来たぞ?」
と、恭也さん。恐らくその三人って言うのは委員長達だろう。学校へ行ったら心配させたことで謝っておこう……

鳴海の夜空を見上げていた。
数時間後、夕日となった時刻に一台のリムジンが車道を走っていた。リムジンはうずくまるゼロを見て即座に止まり、リムジンからフェイトと同い年で彼女と同じ金髪の少女が出て来た。なのはの親友の一人アリサであった。心身ともに疲れ果てているゼロはアリサを見てフェイトと重なってしまった。
「…フェイト……」
そして彼女は気を失ってしまった。
それからどれほど時間がたったことだろか?次にアルフが目を覚ましたら、彼女は少し狭いが、檻に入れられて負傷した部分を包帯で丁寧に手当てされていた。
「ここは……?」
「あ、気がついた?」
「……?」
目の前に居たのはアリサだった。彼女はアルフへ歩み寄ると、アルフへ皿に盛ったドックフードを供えた。
「もう、怪我は大丈夫みたいだね?」
アルフはそんなアリサを見て温泉でなのはに絡んできた時のことを思い出した。あのとき、彼女も軽く見下していたはずが、そのアリサにこうした形で助けられたことにで、彼女に対して申し訳なく思っていた。
「ほら、それ食べて体を休めてね?」
優しく微笑んだありさは一緒に連れて来たペットを連れて自宅へと戻った。
「……」
アルフはそんなアリサの背を見つめていた。

翌朝、僕は久しぶりに学校へと来た。委員長達三名は僕に心配しながら事情聴取をはじめてくる。
「……で!何処へ行っていたんだよ?」
「十日間も留守にしていたのですから、やはり海外へ出向いていたのですか?」
「これでも苦労したんだから!はい」
委員長はそう言うと、僕へノートを渡した。何だろう……?
「何これ……?」
「見ればわかるでしょ?あなたが居なかった間、移してあげたんだから感謝しなさいよね!?」
「あ、ありがとう……!嬉しいよ?」
僕が笑顔で礼を言うと、委員長は顔を赤くして目をそらしてしまった。どうしたんだろ?
「あ、タケル君?」
すると、僕の教室からなのはが笑みを浮かべて僕に訪ねて来た。何の用だ?
「どうしたの?」
「日曜日にね?アリサちゃんの家に遊びに行くんだけど?タケル君も来てもらいたいんだって?」

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