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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第十話「決意/RESOLUTION」
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そしてプレシアは思いっきり鞭を振り、フェイトはなのはとが言った「友達」という言葉を思い出した。
(助けて……ゼロ!)
しかし、ゼロは自分と同じように罰を受けている。アルフもプレシアには逆らえない。切望を抱えて彼女は鞭によって何度も悲鳴を上げた。
「この不良品がぁ!!」
「ぐぅ……!」
ワイリーの振るう金属状に固く重々しい杖がゼロの頬を襲った。口から吐血し、震えながら起き上がろうとするが、そんなゼロの腰へワイリーは足で踏みつけて押さえ、彼の背をその杖で何回も叩きつけた。
「処分寸前のところをこのわしが助けてやったというのに……恩を仇で返すのか!?この前代未聞の失敗作が!!」
「も、申し訳ありません……博士」
「ええい!キサマがこれほどまでに使えん役立たずだとは思ってもわんかったわ!!」
「も、もう一度……今一度、自分にお任せを……?」
しかし、ワイリーの機嫌は損ねる一方であり、いずれ彼の口からこう結論が出た。
「……では、次こそ何があろうと任務を完遂せよ!もし、失敗したなら、刺し違えるなりして帰ってくるな!もしそれに臆して帰って来たのならば、シグマにキサマの処分を命じる!?」
「……はい、ありがとうございます。今度こそ、今度こそジュエルシードを……」
立ち上がり、ゼロはふらつきながら傷ついた体を抱えてその場を後にした。

戻り、時空艦船アースラ船内にて、

エイミィが限りあるまで調べた情報を報告した。
「プレシア・テスタロッサ、ミッドの歴史で26年前は中央技術部の第三局長でしたが、当時彼女個人が開発していた次元航行駆動炉「ヒュードラ」使用の際、違法な材料をもってしての実験に寄り……失敗、結果的に中規模次元震を起したことが原因で中央を追われて地方への移動となりました。随分もめたみたいです。失敗は結果に過ぎず、原材料にも違法はなかったと、辺境に移動後も数年間は技術開発に携わっていました。しばらくの後行方不明になって……それっきりですね?」
一通りの情報を言い終え、それにリンディが質問する。
「家族と、行方不明になるまでの行動は?」
「そのデータだけはきれいさっぱりに抹消されちゃっています。今、官局にとり合わせて調べてもらっていますので」
「時間はどれぐらい?」
「一両日中にはと……」
「……プレシア女史も、フェイトちゃんも、あれだけの魔力を放出したなら、あれだけの動きは取れないでしょう?その間にアースラのシールド強化もしないといけないし……」
そう、リンディは今後の予測を立てた。アースラのシールドは強力な魔法攻撃のみならず、ワイリーからによるイレギュラー反乱軍からの科学的攻撃も暗い、シールド機能は半分以上に低下していたのだ。これらを実行するにあたってかなりの時間を有する。そこでリンディは、
「三人は、一休みして
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