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聖戦のデルタ
『第五次世界大戦』の部
レクエムの章
第三話『泰河と恵奈』
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「おぉ!翔馬か!」
小鳥遊と泰河がお決まりの握手をした。

泰河は、見た目以上に大人に見える。
金髪でピアスをしていて、同い年とは思えない程ガタイが良い。黒く長いコートを羽織っていて、黒いズボンを履いている。
泰河は、アライアにいる『帰る場所の無い仲間達』を集めて、組織を作り、組織のトップに立つ。

泰河は部下達を適当に返すと、
小鳥遊達と街中を歩き始めた。

こうして3人は再開した。
近況報告をしながら、小鳥遊の家を目指した。

腕時計が15:40を示した時、小鳥遊は
家に着いていた。もちろん、恵奈や泰河も一緒だ。
何故彼等が小鳥遊に着いてきたかと言うと、色々と理由がある。

泰河はここ数ヶ月、家に帰っていないらしい。良家に生まれた泰河は、家のしきたりやら、お稽古だかに愛想を尽かして、家出した後、勘当されたらしい。故、帰る所がない。

恵奈は実は、小鳥遊達に会いに来たのである。バジリスタからわざわざやって来た理由は、小鳥遊達だった。全ては、泰河と小鳥遊を助けるためだった。もちろん、2人には「観光」と偽った。
恵奈は知っていた。近い内にアライアが”切り捨てられる”事を。
バジリスタで高い教養を身につけた恵奈は、内政に詳しかった。
彼女としては、アライアが”切り捨てられる”前に、泰河と小鳥遊を戦争の魔の手から救うつもりだったのだが、一足遅かった。


2人共、小鳥遊についてきた。
3人でいると、無邪気で楽しかった小学生時代((あの頃))に戻れた気がしたから。


3人は、小鳥遊の家のドアを開ける。
小鳥遊は
「ただいまー!」
泰河と恵奈は
「邪魔するぜ!」と「お邪魔します」
「お帰りーいらっしゃい」
小鳥遊の姉がいた。
翔馬の姉の名前は、美弥妃(みやび)
美弥妃は若干おっとりしている。
彼女は、来客の前でも平然とパジャマ姿である。
「さて、何から話し始めよーかー」
小鳥遊達3人に美弥妃を加えた4人で話し合いが始まった。











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