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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二十五話:踊り子さんの贈り物
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うなら、それくらいはまあいいか。
次の服を手に取ったところで、今度はヘンリーから声がかかります。
「……おい、ドーラ。……これ」
「ん?いいのあった?」
何気なくそちらに目をやると、ヒラヒラした布というか、レースの塊のようなものを手にして固まるヘンリーの姿が。
「……」
「……」
どう見ても普通の服では無いが、あれはなんだろう。
と、じっと眺めることしばし。
……ベビードールだ!
「……!」
気付いたところで、バッとヘンリーの手からモノを奪い取ります。
そのまま背後に隠してヘンリーの様子を見ると、また顔が赤くなってきており。
「……それも、試着。……したのか?」
「してないから!!」
何を想像してるんだ!!
「……着るのか?それ」
「着ないから!!勝手に入れられてただけです!!」
「そ、そうだよな。着るわけ無いよな、そんなの」
動揺を抑えながらまた何かを手に取って、広げてみたヘンリーが再び固まります。
「……」
「……!!」
……踊り子さんたちめ!!
今度は瞬時に正体を認識して、すぐさま奪い取る私。
ベビードールに続き、着用を拒否したやたら面積の少ないセクシーな下着も紛れ込まされていました。
「……それ」
「着てないし!!着ないから!!」
「……そうか」
さらに動揺を深めながらまたヘンリーが手に取って広げたものが、また。
「……」
「……ヘンリー!!わざとやってない!?」
「……そんなわけ無いだろ!」
踊り子さんたちめ!!
一体、何枚入れたんだ!!
「と、とにかく!ちょっと確認するから、あっち向いてて!」
「……わかった」
真っ赤になって後ろを向くヘンリーの背後で、涙目になりながら選別を済ませ、思ったより大量だったセクシーランジェリーの数々を選り分けて。
「……ヘンリー。もう、いいよ……」
「……おう」
色んな意味でぐったりしながら、ヘンリーに声をかけます。
ヘンリーには見えないようにひとまず背後に隠したそれらを、また興味津々でモモが眺めていますが。
『……うわー。なんか、オトナって感じー。でも、ドーラちゃんならこんなのも、似合っちゃいそうー』
「……」
『……ねー、ドーラちゃん』
「着ないから」
『……二人だけのときでもー?』
「着ません」
『……ちぇー』
……モモは、私をどうしたいんだ!
などという疑問を覚えつつ、気まずい感じを誤魔化すように淡々と服の確認を続け。
対バネッサさんの時のものよりはカジュアルで動きやすい、丈が短めで胸元の露出もやや多目ながらも、風でふんわりと巻き上がる事故
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