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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二十五話:踊り子さんの贈り物
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、あたしがちゃんと守るから!』
「モモが私を守ってくれるって。ヘンリーは黙っててって」
「……」
言葉は通じないなりに、訳した以上に不満そうなモモの様子を感じ取ったのか、ヘンリーが黙ります。
「なら、それはそれでいいとして。……今も、着替えたほうがいいかな」
『ええー!?今夜くらい、いいでしょー!?そのまま、あたしと一緒に寝ようよー!』
「……モモは、このままがいいって言ってるけど。ヘンリーはどう思う?」
「…………いいよ、そのままで。ガウン脱ぐのも、寝る時だけだろ」
「そうだね。ならいいか、今日くらいはこのままで。要るなら、ラリホーかけるし」
「…………おう」
「あ。あと、そうだ」
踊り子さんにもらった荷物の包みを、再び開きます。
「明日着る服を決めときたいんだけど。その時になってダメって言われても困るし、ヘンリーも一緒に見てよ」
「……わかった」
普通の服なら、そうダメなのがあるとも思えないが。
私基準ではこれも別にいいはずだったし、確認しとくに越したことはないよね。
一枚ずつ取り出すのも面倒なので、ひとまずごっそりとまとめて取り出して、ベッドの上に置きます。
「……多いな」
「……そうだね。改めて見ると」
『わー!お洋服いっぱいだー!』
「……全部、確認するのか?」
「良さそうなの一つ選んでくれればいいよ。大丈夫そうなのとか、見たいのとか、そんなの」
「……見たいの、か」
「うん。これも、ヘンリーに見せろって言われたし」
「……」
「あ。別に見たくなかったら、とにかく大丈夫そうなので」
「いや。見たいよ。それは」
「……そう?」
まだ選んでも無いのに。
それって、どれだ。
「貰い物で、サイズとか大丈夫なのか?」
「うん。試着して、大丈夫だったのだけ入れてくれてるはずだから」
積んである上から手に取って、広げて確認しながら聞いてくるヘンリーに、私も同じく確認しながら答えます。
モモも興味津々に眺めてはいますが、広げようと思ったら爪を使わなければならないからか、手を出すつもりは無いようです。
……これは、ゴスロリ的なフリフリのヤツか。
見たいって言われてもこれはちょっと……。
……言われないとは思うが、先に避けとくか。
と、手元の服を然り気無く隠そうとしたところで、モモが声を上げます。
『あ、ドーラちゃん!それ』
「いや、さすがにこれは」
『……そうだよねー。すごく可愛いけど、町で着るのは勇気いるかもね。二人でお泊まりのときがあったら、それも着て見せてね!』
「……わかった」
部屋の中でだって、進んで着たいものでは無いが。
モモのこの様子なら笑うということは無いだろうし、見たいって言
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