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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第197話】
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もしれない。
「ん……二人にそう言われるのは嫌じゃないな。 ……でも、派手じゃないか?」
「……ううん、ヒルトはこれぐらいおしゃれした方がいいよ?」
「……そうだな。 嫁として、常に格好よくあってほしいものだと私は思うぞ」
「……そっか。 まあ変じゃないなら良いんだ。 ……じゃあ行くか?」
「そうだね。 ふふっ、楽しみだなぁ」
「うむ。 ヒルトと共に出掛けられるのは私も楽しみだ」
二人ともそう言いながら笑顔で見つめてくると、俺も自然と顔に熱を帯びるのを感じた。
そのまま駅構内に入り、モノレールに乗り込むと何処の座席も空席ばかりだった。
車内は当たり前だが冷房が効いている。
俺達三人は座席に座ると俺を真ん中にして右にラウラ、左にシャルと挟まれ、簡易ハーレム状態に――。
「……これはこれでいいな、両手に華で」
「ふぁっ!? い、いきなり何!? び、ビックリしちゃうよ……僕……」
「ぅ、ぅむ……。 だが、ヒルトに言われてイヤな気分ではないな……」
「ふふっ、いきなり悪かったな。 ……さて、着くまでどうするかな。 何か話でもするか?」
交互に俺は二人を見ると、そのままこくんっと頷いた。
「じゃあ何の話をするか……。 ん、ラウラ、前にテストしたパッケージはどうだった?」
「む? ブリッツとは違う高機動パッケージを使っての高速戦闘訓練を行ったのだが――速度がやはりアリーナ設定だといまいちな……」
今さらだが、ISの試合で速度制限されてないと高々二〇〇メートル四方のアリーナだと皆壁に激突するため、IS設定は基本アリーナ仕様がデフォルトだ。
それでも銃弾など回避が可能なのは、ハイパーセンサーによる察知能力の高さがあるからだろう。
話をしてると、いつの間にかモノレールは発車し、窓から景色が流れていった。
「確かに、高機動パッケージ装着してのアリーナ設定だといまいちだよね? 第六アリーナを使えたらいいけど……あれはキャノンボールの時に開放らしいからね」
「キャノンボール・ファストか……。 確か来月だったか?」
「そうだ。 多分私たちは専用機専用のバトルレースにエントリーする事になるだろう……。 嫁といえど、手加減しないぞ?」
腕を組み、そう静かに告げるラウラを見ながら俺は――。
「そっか。 まあそういうならライバルって奴だな」
「そうだね。 ……僕も、フランス政府から装備とかの支援はあるけど、風当たりは厳しいからね……」
寂しそうな表情をするが、直ぐに笑顔に戻ったシャルの頭を撫でると、ゆっくり瞳を閉じてその感触を楽しんでいた。
一方のラウラは、それを見て頬を
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