第47話 修学旅行が終わって
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というのは既に関東魔法協会の理事会に報告されているので悪しからず。昨日の時点で知らされていないなら、そういう判断をされたということでしょうねぇ。木乃香の件は近衛家が取りつぶされた時点で叔母である青山鶴子さまに引き取られることになったので、京都に帰るのは当たり前でしょう。本来麻帆良にいるのがおかしいんですから」
「じゃ、じゃがワシは木乃香の祖父じゃぞ!」
「だからなんです? なんか考え違いをずっとしていたようですが、祖父と孫という関係なら何をしてもいいわけじゃありませんよ? それに木乃香が近衛の人間じゃなくなった時点で貴方とは無関係でしょう、元々血が繋がっていたワケじゃないんだし」
「そ、それは………」
婚約の件とかネギと一緒に住まわせていた件とか色々思い当たるんだろう、少し勢いが無くなったな。
「なので、養子の件も木乃香と鶴子さまが認めれば通る話しなんですよ。鶴子さまはこのまま麻帆良に木乃香を置いておくのは大反対ですし」
「じゃがしかし………」
「しかしもかかしもないです。そもそも勘違いしているようですが、これらの書類は貴方に許可をもらおうという書類じゃなくて、通知書・報告書の類です。今更何を言おうが関係ありません。」
「なっ」
絶句してるなぁ。今まで全部思い通りにしてきたんだろうがそうはいかない。
「まぁ、あとはネギらの扱いの件ですか。ネギについてはオレの知る限り(前から)報告してありますし、今回の京都の件でダメ押しした感じですね。なんです? 関西呪術協会のお膝元で仮契約パクティオー騒ぎって。アーティファクトを持てる魔法使いの従者(ミニステル・マギ)を無断で複数契約とか、喧嘩売ってますよね。しかも理事会承認無しの関東魔法協会の親書とか。知ってます? ネギって親書の送り主を「東の長 麻帆良学園学園長 近衛近衛門」ってはっきり言ってますよ。しかも親書の内容があぁだし。まぁぜんぶ関東魔法協会へ報告されてますので、精々がんばってくださいな」
「なっ………。ワ、ワシは良かれと思って………」
「何に対して良かれと思ったのか知りたいとも思いませんが、残念でしたね、と言っておきましょう」
ホントはザマァ見ろ、って付け足したいけどね。
「ネ、ネギ君は兄弟じゃろう」
「血筋上はそうですね。ただあんな常識知らずが兄弟とは思いたくもありませんが。なんにしろ、ネギをそもそも卒業させたのが間違いでしたね。少なくとも一般常識と魔力の制御は覚えてから卒業させるべきだった。そういうことでしょ」
「それじゃぁ、間に合わんのじゃ」
「ふーん。何にですか? MMの干渉ですか? 木乃香や神楽坂と関わりですか? それとも魔法世界のことですか?」
「き、
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