第47話 修学旅行が終わって
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五日の修学旅行ということもあって生鮮食品も使い切ってあって冷蔵庫内は空だし。考えてみればそうすることもない。修学旅行の荷物も開けずに持って帰れば良いんだし。
電気・水道・ガス等ライフライン関係はとりあえず止めないので、固定費は出ていくがセーフティハウスの一つとして考えれば必要経費だろう、多分。
☆ ★ ☆
明けて日曜日。
木乃香−−−分身体だが−−−は自分の私物をまとめ引っ越し便で午前中の間に送ったらしい。神楽坂が使える物や寮生で活用できる物は置いてったようだが。
まぁ、基本的な物以外の料理道具を置かれていっても神楽坂も困るだろうが、那波らなら使えるだろうし。
学園長室に木乃香と2人で入る。
高畑さんは相も変わらず出張で不在だ。
2人でソファーに座り、学園長と話す。
「やってくれたのう」
そうやって話してくるのは昨日からの愚痴。
散々な目にあっているらしい。
どうでもいいが。
適当に聞いて、さっさと本題に入り、書類を渡す。
「これは………」
修学旅行での話しからと思っていたのか、大量の書類を渡され目を白黒させている。
「しかし、先生を辞めると言っても、魔法使いへの道はあきらめるのかのぅ?」
? オレが魔法使いになりたいとでも本気で思っていたのか?
「いや、別になりたいと思ったこともないですし。生徒達への影響が心配でしたが、オレより余程良い先生を手配されてるようですし」
「なんじゃと? うむ、これか。新しい教員が手配済みじゃと? しかも辞める方には関東魔法協会の理事長のサインが。教員の方には教育委員会の認可が降りておるのか。やってくれたのう」
「まぁ、オレがやったワケじゃないですが、一応忠告しときますが、学園自体監査対象に入ってるようなんでもっと自重した方が良いですよ」
どこからとかは言わないし、どうせ聞きはしないだろうけどな。
「まぁ、良い。はぁ? なんじゃの、これは。近衛家が取りつぶしで、新たな組織の起ち上げ? 木乃香が京都に帰るじゃと。しかも養子縁組? そんなの許すわけがないじゃろうが」
うん? 次は木乃香のことか。
「一応説明させていただく許していただく必要はないんですよ」
「なんじゃと! ワシは木乃香の祖父じゃぞ!!」
「それが何か?」
「なっ、な」
「一つ一つ話すなら、近衛家の取りつぶしは日本異能協会に移る前の関西呪術協会としての判断で、理由は詠春さんの長としての力量不足と公私混同の権力使用と言ったところですか。でまぁ色々あって新組織の設立と。ちなみに色々
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