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八条学園怪異譚
第四十八話 薔薇園その六
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部お花大好きだったわ」
「特に薔薇が」
「いつもベルサイユの薔薇とか言ってね」
「文化祭でも薔薇園でローズティーのお店開くって言ってるわね」
 そろそろ文化祭の季節だ、園芸部はそれを開くというのだ。
「結構筋肉ムキムキの先輩が多いけれどね」
「お花を愛するのよね」
「いいことではないか」
 ドラキュラはその先輩達を褒めるのだった。
「花を愛するのはいいことだ」
「それはそうだけれどね」
「ただギャップが」
 筋肉と花、特に薔薇とのギャップがだというのだ。
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