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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第九話「決戦/DECISIVE BATTLE」
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僕はそう叫び、ユーノ君がサーバーを捜査して僕たちをあの海面へと転送した。しかし、転送されたのは現地の上空であった。
「……じょ、上空!?」
僕は急いでモデルXを手にし、落下しつつ海面へ向かって叫んだ。
「……ロック…オーンッ!!」
僕の体は光に包まれ、そしていつものようにロックマンへと変身する。
『タケル!今から空中浮遊体制へ移行する!』
モデルXの操作のもと、アーマーの重力操作を調節されて僕はなのはのように上空で制止し、自在に空中を移動することが出来た。空中での行動は空を飛ぶような感じだ。
そしてなのはもバリアジャケットのシューズの踵から翼が生え、上空から舞い降りる。
『タケル!まだイレギュラーが生きている!?』
「え……!?」
現地へ飛来したのもつかの間、ゼロ君が倒したはずのジュエルシードのイレギュラーは完全に倒されてはいなかった。そう、上空に浮かびあがる六つのジュエルシードの内半分の三つが突如光を発し、再び先ほどまでとは小さいが、それでも巨大津波が巻き起こったのだ!
「まだ生きていた!?」
体力とエネルギーの回復が満たされていないゼロにとって油断を突かれてしまったのだ。復活した津波と稲妻は竜巻へと変わり、反撃をするかのようにゼロとフェイトへ襲いかかって来た。
「……!?」
ゼロは直撃を食らう覚悟であったが、突如竜巻は自分の頭上を横切った数発のチャージショットに寄って後へと下がった。
「……タケル?」
ゼロが振り向くと、そこには自分を助けて竜巻へバスターを放ったタケルの姿があった。
「ゼロ君!大丈夫!?」
僕はゼロ君の前に立ち、襲い来る竜巻へバスターを放ち続ける。
「…あ…ああ」
ゼロは満足にタケルへ斬りかかる素早い身のこなしはできないため、返答するしかなかった……
「フェイトちゃん大丈夫!?」
なのはも、竜巻から生じた稲妻がフェイトを乗せたアルフへ襲いかかり、それをなのはが結界で防いだ。
「後は僕がコイツを倒すから、ゼロ君はフェイトちゃんをつれて離れてくれ!?」
タケルがそう言うも、ゼロは暴れ狂う竜巻に何発もチャージショットを放っても与えられるダメージは無効だということを知り、
「……まて、奴は個体じゃない。液体ゆえにバスターの力を吸収するため大したダメージは与えられない……俺にはまだ、力が残っている。もう一度奴の動きを止める。トドメはお前達が決めろ……!」
ゼロは、今はタケルに敵意を持つよりも共同であの竜巻を静めるのを考え、タケルに協力を要請するよう答えた。
「わかった……なのは、聞いた!?」
「うん、こっちは何時でもいいよ?」
三人は竜巻から発する稲妻を避け続けながら、ゼロは再び氷裂斬を放った。
「氷裂斬……!」
先ほどとは違い弱まった叫びだが、威力は確かであり、竜巻を完全に凍ら
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