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MS Operative Theory
MS開発史B
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ど、複雑な構造を有していた。

 ディスプレイは正面だけでなく、側面や上面にも配置されていたが、視界が限定されるうえ、外部を把握しにくいという欠点もあった。そこでインターフェイスの簡略と視界を確保するため、全天周囲モニターが実用化された。



??MS用コックピットの進化の恩恵??

 一年戦争期、MSのコックピットは必ずしも統一されておらず、機種ごとに内部配置が異なることも多かった。このため、一年戦争後期のジオン公国軍では統合整備計画が進められ、U.C.0080年代中期には統一規格の全天周囲モニターが普及した。こうして操縦性の向上だけでなく、機種転換も容易となった。


■視野拡大と耐G能力向上

 ほぼ360度の視野を確保できる全天周囲モニターと、耐G能力を向上させたリニア・シートの標準化は、高機動戦闘を中心としたMS戦の難易度を大きく低下させた。


■機種転換訓練の短縮

 コックピットの統一化の結果、機種転換訓練も短期間で終了可能となった。特殊コックピットでもレイアウトとインターフェイスはほぼ共通であった。



??U.C.0150年代におけるMSの到達点??

 ミノフスキー粒子散布環境化に対応した兵器として開発されたMSは、一年戦争でその性能を発揮し、あらゆる運用領域において最強の兵器として君臨した。

 当初のMSは空戦能力や行動半径に問題を抱えていたが、SFSなどの支援システムの充実によって、それらの問題が解消されると同時に、より高い汎用性を獲得することとなった。

 U.C.0080年代後期、第四世代MSに代表される火力を追求した機体が開発されたが、その後、MSはその原点である白兵戦用兵器へと回帰することとなり、これがU.C.0100年代の小型MS(第五世代MS)へと繋がっていった。

 また、小型MSを完成させた諸技術により、全備重量は20t級にまで軽量化された。しかもジェネレーター出力をはじめとする性能も維持・向上した結果、出力(推力)対重量比はかつてないほどにアップしていたのである。

 この時点でMSの進化はいったん収束したが、U.C.0150頃に勃興したザンスカール帝国の国軍ベスパによってMS開発が再開され、ビーム・ローターなどの新技術が実用化された。

 これに対し、リガ・ミリティアではミノフスキー・フライトやミノフスキー・ドライブなどの新世代飛行?推進器が誕生し、MSは機動システムを中心として新たな進化を見せることとなった。



??各世代のガンダム・タイプMS??

 MS黎明期からザンスカール戦争期まで続いているMSシリーズの代表が、ガンダム・タイプMSである。ガンダム・タイプは、その始祖であるRX-78(ガンダム)の頃から各時代の先端
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