暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
闇の中で〜
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投げる。直後に爆発するが・・・傷が既に治り始めている!?

「させません・・・!ランス・オブ・オーディン!!」


なのはの時よりも巨大な槍がサチを呑み込む。

「リパル、鎌だ!」

『了解ッスー!』


咲が鎌に闇を注ぎ・・・振り切る。

「デスサイズ!」

ズパァァァン!

「どうだ!?」

「ぐ・・・がぁ・・・」

「まだ動けるのか!?」

くそ、これ以上サチを傷つけるのは・・・!頼む、これで決まれ!


「はぁぁぁ!」

サチに向かって火を放ち、怯ませる。そしてタジャスピナーにメダルを入れ、スキャンさせる。

『タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!ギガスキャン!』

身体が鳥を模した炎に包まれる。

「マグナブレイズ・・・!」

そしてサチに突撃。サチも闇を放射するが・・・

「セイヤァァァァッ!!」

それに打ち勝ち、サチを吹き飛ばす。

「アアアア!?」

そのまま地面に激突。沈黙する。

「ふぅ・・・ぐっ・・・」

負担で真似が解除され、俺は地面に落ちる。

「おい、亮!?」

「だ、大丈夫・・・それより・・・」

見るとサチはゆっくりと起き上がり・・・

「させない!」

「いい加減止まりなさい!」

闇風とレコンがそれぞれの武器を突き刺しながらサチを押さえ付ける。

「よし・・・後は内側からサチさんの心を引っ張り出せば・・・!」

そう、プランとはサチの心を外に出すこと。咲が言うにはアレにはサチの闇ではなく、他者の闇が含まれているらしい。そしてサチは、自我が残っていた。咲の賭けとして、そこまで意識が残っていたなら、本人次第だが精神を引っ張り上げれば闇を押さえきれるかもしれないらしい。どうやってサチの精神を引っ張り出すかと言うと・・・


「雛里の時と同じ・・・リパル、留守番頼むな」

『・・・ッス』


単純だ。咲が自身の心を闇としてサチの中に入る。そしてサチの心を見つけ出し、目覚めさせる。これは闇が使える者しかできない方法だが・・・

「咲・・・俺もサチの中に行けないか?」

「はぁ!?そんなの無理・・・って訳でもねぇけど・・・でも、あの中は攻撃的な闇で埋め尽くされてる。俺は闇に耐性があるけど・・・」

「・・・俺に闇が扱えないのは分かってる。でも約束なんだ!サチとの・・・大事な・・・!」

「・・・ったく」


咲が頭を掻き・・・俺を見た。

「覚悟、あるんだよな?」

「・・・ああ」

「はぁ・・・俺とお前がこの物語の生命線ってのも・・・」

「分かってる」

「だからこそお前か俺を残したいんだが・・・ま、いいか。両方生き残ればいい話だ」

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