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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第60話 夢見心地
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、だろうか。
「今日はな、アインクラッドで最高の季節の……、最高の気象設定だ。ある敏腕プレイヤーのお墨付き。 こんな日に迷宮に もぐっちゃもったいない。それに宿なんか比べ物にならない程に気持ちいいんだから」
キリトは、目を瞑ったままそう返していた。
その言葉を聴いて更に呆れるアスナ。
「はぁ? 幾らソロだからってそんなk「いや、もう1人いるぞ?」え……っ?」
アスナの言葉を遮るようにそう言うとキリトが指を上に指した。その指された先、頭上の木の大きく太い枝が並んでいる部分に寝転んでいた者がいたのだ。
つまりこの場にはキリト以外にももう1人いる。
「あっ……ホントだ。って、リュウキ君?? ……リュウキ君まで。はぁ……」
視界に入ってきたのは間違いなくリュウキだ。
レイナもアスナと同様に……流石に呆れていた様だ。リュウキまで、寝ているとは思ってなかったようだ。何時も何時も迷宮区とかに潜っている人だから。でも、それも良いって思う。いつもいつも迷宮区に篭っているよりはずっと、……それに、本当に随分と表情も柔らかくなったから。笑顔も見せてくれる事が多いから。
「おいおい、オレを巻き込むなよキリト。……それに怒られるのはキリトだけで良いだろ?」
リュウキは見つからない様に、ちゃっかりと
隠蔽
(
ハイディング
)
スキルをも 使って気配を殺していたのだが、キリトが指を指したせいで、視界的に見つかってしまったのだ。2人の
看破
(
リピール
)
のスキルも優秀だから、と言う理由もあるだろう。
だから、観念し リュウキは ゆっくりと身体を起こした。
「もう! 2人とも! こうして一日無駄にした分、現実での私達の時間が失われていくのよ? もっと真剣にっ!」
アスナが怒ったようにそう言うが、それには納得出来ない様で、リュウキは直ぐに言葉を返した。
「……オレはな。別に失ったとは思わない。……たとえこんな状況になったとしても、この世界が。……SAOが、もう一つの現実だ。オレにとっては……な。それに、ここに来たからこそ、《得たモノ》だってあるだ。―――……悪い物じゃない」
リュウキはそう答えた。
「えっっ!?」
レイナはその言葉に注目した。問い詰めたい衝動に駆られてしまう。そんなレイナだったのだが、リュウキは、それ以上は何も言わなかった。
「(うぅ……、気になるなぁ……、なんだろう、リュウキくんの、得たものって……)」
レイナは少しソワソワとしていた。横から見たら挙動不審以外の何者でも無い。仕方がないだろう。レイナは、リュウキの言っていた《得たモノ》が凄く……すごーく気になったから。
「ん? レイ? どうしたの…?」
アスナは、そんなレイナを見ていたが
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