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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第59話 攻略の鬼と心の変化
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合わないんだろうな」
そう言う風に見えるのは間違いないか? と疑問が浮かぶが、正直、2人を見ていて飽きない。
「まぁ、それは確かに。言えているかもな」
リュウキも2人の傍に来ていた。
「……オレは、お前は援護してくれると思ったんだがな」
リュウキが来たのが判ったキリト。どうやら、ちょっと拗ねているのだろうか。
再び軽く頬を膨らませていた。
「……どの道。いつも通りアスナに押し切られるのは目に見えていたからな。心情的にはきついかもしれないが、アレが最良の範囲内だからな。終わるのは早いに越したことは無い。NPCも多少だが、抵抗してくれるし」
リュウキはそう返した。これは間違いない事実なのだから。キリトがアスナに押し切られないなどはありえないと言えるからだ。……これまでにも色々とあったから。
「それに……」
リュウキはキリトの肩を掴んだ。
「オレ達でさっさと倒せば、NPCの連中も殺られずに済む。……見なくて済む……だろう?」
キリトにそう言うと軽くウインクした。
「……ま、それもそうだな。いっちょ やってやるか」
キリトも表情を軽く和らげ、肯定した。リュウキとなら、被害なく出来る。普通ならBOSS相手に上手く良く分けない……、と思うのが普通なのだが。
リュウキとなら、《いける》。そんな気がするのだ。
「お前さんも相変わらずだな。いや、随分優しくなったな? 《白銀の勇者様》よ?」
そんなやり取りを笑いながら見ていたエギルはリュウキにそう言った。嘗て、広まっていたリュウキの二つ名を口にだして。それを聞いてリュウキは以前の事を思い出し……、露骨に嫌な顔をした。
「……それ、ヤメロ」
そして、ジロリとエギルを睨んでいた。……どうやら、エギルはリュウキの事をからかって遊んでいるのだろう。エギルはリュウキにニヤリと笑い返していた。
「……それにしても、第1層の時から考えて、信じられないよな。まさか、トップギルドの攻略の鬼になってるんだから」
キリトは懐かしそうに思い出しながら言っていた。何だかんだで、アスナとは第1層からの付き合いなのだから、感慨深いモノもあるのだろう。
「違う、鬼に
なりかかっている
(
・・・・・・・・
)
……だろう? アスナの傍にはレイナがいるんだ。……まぁ、今日は一歩離れて見てた様だが、いつもはアイツが旨く抑えてくれてるよ。お前より遥かに上手くな?」
そう言うとリュウキは苦笑いをしていた。その言葉にキリトはため息を吐く。
「……オレは、そんなに起用じゃないんだよ」
そして最終的には、3人は共に苦笑いが止まらないようだった。
「オレとしたら……リュウキの変わりようの方も信じられねーと思う
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