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インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
お土産
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ちゃん!女の子にとって男子から貰った物は何であれプレゼントなんだよ!」

「そ…そうなのか……。で、俺はどんなプレゼントを簪にあげればいいんだ?」

『フッ、私に任せなさい』

何故だろう、怪しい雰囲気なのに焔が今まで一番頼りになりそうな予感がしてきた。


           ◇◇◇◇◇◇◇◇◇

焔の協力を得て簪とクラスの土産を買った俺は無事IS学園に帰ってきた。今は自室近くにある自販機でジュースを飲んでいる。

「燐か。帰っていたのか」

横から声をかけてきたのは箒だった。

「おお箒。さっき帰ってきたとこだ。一夏と一緒じゃないのか?」

「い、いつも一緒にいるワケでは無い!」

「ハハッそれもそうだな。じゃあそろそろ俺は部屋に戻って休むとするか」

「そうか。では、燐また明日」

「ああ、また明日」

俺は箒と分かれ、自分の部屋に戻った。

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「ただいま。簪いるかー?」

「おかえりなさい燐」

部屋に入ると元気良く簪が出てきた。よく見ると簪はメガネを外しているし、紙が若干濡れている。

「俺がいない間、機体制作のほうは進んだか?」

「うん…少しずつだけど順調に」

「そっか。そうそう簪に土産があるんだよ」

「本当に!?」

「食い付きがいいなー」

俺が笑いながら言うと、簪も恥ずかしく顔を赤らめてしまった。

「さて、土産その前に髪をちゃんと乾かさないとな。簪、髪を乾かしてきてくれ」

「わ、わかった」

簪はシャワールームに入って、髪を乾かしてくると期待に胸を膨らましているといった状態だ。土産気に入ってくれるといいんだけど。

「じゃあ目を瞑って俺が渡すから」

「う、うん」

指示通り目を瞑った簪の頭に俺は今日買った土産を被せてやった。

「おーヤッパリ似合うな。目開けて頭に被せたもの見てみ」

「何……あ…ボウシ」

簪は頭に被せてあるボウシを取って見てみた。そのボウシは花の飾りが付いている可愛らしいボウシだ。焔がさんざんダメ出しして時間をかけて選んだものである。

「最初は簪の好きなアニメのグッズをお土産にしようと思ってたんだけど、それを電話で焔に言ったらさんざん怒られてな。相手にアドバイスを貰って買ったんだ」

「そうなんだ…けどこれ高かったんじゃ……」

「いや、そんなに高くはなかったぞ。もしかして気に入ってもらえなかったか?」

「そんな事無い……すごく嬉しい」

「そうか。俺もそう言ってもらえて嬉しいよ」

実際なかなか似合っていて焔が見たら叫びそうなくらい可愛かった。

「じゃあお茶でも飲むか。簪はお茶とココア、どっちがいい?」


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