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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第十話 『囚われの南の神』
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            『ここからまたエルザ目線でいきます。』

私達は今、とある神殿の前に来ていた。『東西南北の神』が住んでいる石造りの建物よりも遥かに大きい。

ウェ「まるで本物のギリシャ神話みたいです。」

ここは神殿だ。サウスも『南の神』だからここに囚われているかもと思ったのだ。

シャ「でも、神殿に牢獄なんてあるのかしら?」

エ「細かい事は気にするな。」

シャ「気にするわよっ!!」

そんな事より、さすが神殿だな。見張りが多すぎる。

ウェ「これじゃあ神殿の中に入れませんね。」

すると、

見1「おい、そこで何をしている。」

エ&ウェ&シャ「!!!」

恐る恐る振り返ると、鎧を身に纏い、兜を被った二人の見張りがいた。

見2「女二人と・・・ね、猫?」

シャ「何で間があるのよっ!!」

見1「しゃ、しゃべったぁ〜・・・」

見2「し、しかも、二足歩行〜・・・」

シャルルに驚いて二人の見張りはその場に倒れて気を失ってしまった。その時、私の頭の中の豆電球が光った。

エ「ウェンディ、シャルル、神殿に潜入する方法を思いついたぞ。」

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私たちは神殿の入り口に続く階段を上る。さっき気絶した二人の見張りから鎧と兜を奪い、それを着て見張りの変装し、中に潜入するとゆう作戦だ。シャルルはウェンディが持っていた茶色い革製のショルダーバックの中に、カヤは私たち以外姿が見えない為、すんなり内部に入れると思ったのだが、神殿の入り口の手前で見張っていた二人の見張りが手に持っていた槍をクロスさせる。

見3「何の用だ。」

エ「中にいる者と交代しに来ました。」

見4「そうか。ん?」

ウェ「!」

一人の見張りがウェンディに顔を近づける。

見4「お前、女みてぇ〜な顔だな。」

しまった!神殿の見張りは男しかいない。一応私もウェンディも髪の毛を兜の中に入れて隠している。私は口調も男っぽいからバレにくいが、ウェンディはまだ十二歳で声も高いし顔も女の子らしい。ここまでか・・・諦めかけたその時、

ウェ「じ、実は僕、男だけど背が小さいし童顔なんです。よく女に間違えられて苦労してるんですよ。」

出来るだけ声を低くし口調を変えて、男になりきったウェンディ!!

見4「そうか。童顔も大変なんだな。」

見3「交代しに来たんだったな。入れ。」
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