第十話 『囚われの南の神』
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放されるんだ。よかった。」
シャリと林檎を食べた。すると、ガゴォォォォォンと地面が止まった。私たちの背後に光が見えた。
エ「出口だっ!!」
ウェ「わぁ〜!!」
シャ「これでやっと出られるわね。」
シャルルが林檎を胸に抱きながら涙を流しているサウスに言う。
サ「うん・・・!嬉しい。」
私たちは光へ向かって走り出した。
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外に出ると、私たちは神殿の裏側に出た。こんな所に繋がっていたんだな。すると、
ノ&イ&ウェス「サウス!!!」
振り向くと、ノースとイーストとウェストが目を見開いていた。神殿の裏側のすぐ傍に、ノースたちが住んでいる石造りの建物があった。サウスは持っていた林檎を過って落とした。
サ「ヒッ・・・ノー・・ス・・・・ヒック・・イー・・スト・・ウッ・・・・・ウェス・・ト・・・」
サウスはノース達に向かって走り出した。ノースが両手を広げ、飛び込んできたサウスをしっかり抱き締めた。
サ「うわぁぁぁん!!あーーーーーん!!」
ノ「よかった・・無事で・・・本当に・・・・」
泣きじゃくるサウスをノースが抱き締め、その両側からイーストとウェストがサウスの背中を摩る。私達はその光景を黙って見ていた。すると、私達の背後に人が三人横に並んで通れるくらいの夜空のように光り輝く大きな門が姿を現した。
カ「空想の世界の出口、『終わりの門』です。」
エ「これが、『終わりの門』・・・」
カ「三つの試練を全て達成したから現れたんです。」
ノースたちは突然現れた大きな門に驚いて言葉を失い、その美しさに見惚れていた。
カ「RFG『囚われの南の神』はこれにて終了です。『終わりの門』を潜って元の世界にお戻り下さい。本日はRFG『囚われの南の神』に挑戦していただきありがとうございましたっ!!」
カヤが私達に向かって頭を下げる。
ウェ「ノースさん、イーストさん、ウェストさん、サウスさん、お元気で。」
ノ「皆さんこそ。」
イ「最初は疑ってすまなかった。」
ウェス「サウスを助けてくれて、おおきに。」
サ「皆、ありがと〜!!」
サウスが笑顔で手を振る。
シャ「カヤも元気でね。」
カ「皆さんこそ。」
エ「それじゃあな。」
私達は『終わりの門』を潜った。
カ「See you again!!!」
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