第十話 『囚われの南の神』
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私とシャルルとエルザさんは、空想の世界への入り口、『始まりの門』を潜りました。すると・・・
エ「おぉ。」
ウェ「わぁ〜♪」
シャ「すごいわね。」
空が『始まりの門』みたいに虹色に光り輝いていたんです。私達が立っているのは深緑色のペンキで塗られた街灯の下。街灯には『東西南北神の都』と彫られていました。
エ「『東西南北神の都』?」
シャ「どうゆう意味かしら?」
ウェ「あ、もしかして、あそこが『東西南北神の都』じゃないですかか?」
私が指差した方は、ギリシャ神話に出て来るような白い服を着た人たちがいました。
エ「どうやらここが、この『東西南北神の都』のようだな。」
すると、ダダダダダダダダダダ・・・と何かがこっちに向かって来ました。よく見ると、私と同い年くらいの女の子でした。女の子は私たちの前でキキィーと急ブレーキをして止まりました。顔を上げると、太陽のような笑顔で、
カ「RFG『囚われの南の神』の挑戦者の方々ですね?ようこそいらっしゃいましたっ!!私は、RFG『囚われの南の神』の案内役を務めておりますカヤと申します。」
長い黒い髪の毛をサイドアップに束ねて、大きな緑色の瞳。瞳と同じ色の肩出しの服に髪の毛と同じ色のフレアスカート。首に鎖のような銀色のネックレスを付けていました。
ウェ「『囚われの南の神』?」
カ「皆さんが挑戦するRFGのステージ名ですよ。今から出来る限り手短にこのステージ上でのルールと、『東西南北神の都』と、『囚われの南の神』について説明します。」
カヤさんは『東西南北神の都』を指差すと、
カ「あの都は、元々は『死神の都』と呼ばれていたんです。」
エ「『死神』だと・・・!?」
ちょっと不気味な名前ですね・・・カヤは胸の前で両手を組むと、
カ「あの都は大昔から死神が住みついてるとゆう伝説があったんです。」
し、『死神』・・・!
シャ「ただの伝説じゃない。」
カ「それが、ただの伝説じゃないんです。」
カヤの胸の前で組んだ両手が小刻みに震えていました。
カ「『死神』を見た者は、三日後に石化してしまうんです。」
カ以外「!!?」
せ、石化・・・?
カ「実際に石化してしまった者は約五百人程います。」
エルザさんは驚いて目を見開き、シャルルは開いた口が塞がらなくなって、私は恐怖で体が震えていました。
カ「ですが、五十年程前に『死神』は都から姿を消し、四人の新たな神が都に舞い降りたんです。」
ウェ「四人の神?」
カ「『北の神』、『
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