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この明るい星空の下で。
神条悟

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慧と和解したあと、俺にとって天文部は落ち着きの場所となっていた。
「・・・ぐぅ・・ぐぅ・・・」
「って落ち着きすぎ。」
「まぁギクシャクしているよりいいじゃない。」
「そうだねぇ」
慧がニヤリと笑った。

「・・・・ん?」
俺は何か痒く感じて起きてみると。
「くく・・・・・」
「ひひ・・・・・」
「どうしたんだ?」
俺は窓ガラスに反射している自分を見た。
顔には・・・・言うと虚しくなる。
「待てぃ!!」
瞬間的に追いかける。
「ハハハッ!寝てる方が悪いんじゃないかい!」
今日からまたこの天文部の活動が始まる。
そして今日の天文部でも俺は呟く。
「まぁいいか。」
「そう、それでこそイザヨイだ。」
慧もニコッと笑った。
キーンコーンカーンコーン。
「じゃあな、また明日。」
「うんまた明日。」
今日は夜空も三咲も何か相談があるようで一人で帰る。
俺が校門を出ようとしたとき。
「話があるなら出てきて下さい先輩。」
「・・・・・いや〜ばれないと思ったんだけど。」
出てきた人は背が高く、眼鏡をかけた。
「あなたは?」
「僕は神条悟、元天文部員さ。」
「・・・・・・で、その先輩が何の用です?」
「・・・・悪いことは言わない、天文部を廃部にしろ。」
「嫌です。」
「君には天文部が無くても大丈夫なはずだ、地学室は俺が何とかする。」
「そうゆう問題じゃないことはあなたが一番わかっているでしょう。」
「ははっ参ったな、見抜かれてたか。・・・・・僕から一つ助言をしよう、一番の重要人物は身近にいるものだよ。」
「・・・・・・」
「じゃあ、僕はこれで。」
神条はにっと笑って去っていった。
「・・・・ずっと落ち着いていなきゃいけないのが辛いなこのキャラは。」

うちに着くと誰もいなかった。
「姉貴は・・・いないか。」
リビングは電気が消えている。
「ふぅ〜。」
俺はベッドに座った。
(身近だと・・・・)
「う〜ん・・・」
(ひらめきは来ない。)
(考えもまとまらない。)
「あぁぁ!!」
もやもやした気分のまま、俺は一日を終えた。
9月8日終了
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