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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第八話「イレギュラーハンター/IRREGULAR HUNTER」
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のことはお母さん、お父さんって呼んでほしいの。私はタケルをなのは達のように愛しているわ?それに……」
桃子さん、いや……母さんはそう言うとなのはと僕にこう言った。
「危ないことで悩んでいるなら母さんは「やめなさい」っていうけど、もう決めたことなんだし、やるって決めたのならお母さんは止めないわ?もういちど、その友達と最後までやり通すって、二人と出会ったその子達ともう一度話をしてみたいって?」
「うん……」
なのはがうなずくと、母さんは立ち上がって僕たちの髪を撫でてくれた。
「じゃあ行ってらっしゃい?体に気をつけてね、お父さんたちのことはお母さんがちゃんと説得しておいてあげる」
「あ、ありがとうございます……!その、お母さん……」
僕は照れくさそうな顔で小さくそう言った。そんな僕に母さんは優しく微笑んで、でも、少し嬉し泣きをしていた。
「ありがとう……タケル」
もう僕の目には、歪んだ背景やそれに乗じて響いてくる妄想の偽りの声は、もう何も聞こえてこない。僕が、自らの手で完全にそれらを絶ったんだ。もう僕は負けない、絶対に屈したりはしない!という強い決意で……
そして僕となのはは部屋で戦いに向けての荷造りを始めた。最低限必要な物だけをリュックに入れ、そして最後に僕はモデルXを握った。
「モデルX……」
『タケル、最後まで君らしく戦えばいい……そしてモデルZを、ゼロに勝利し、彼をワイリーの手から救い出すんだ!』
「うん!行こう?モデルX!!」
そして、僕たちはこの夜を栄えに家を飛び出した。もう、後戻りはできない。でも、必ず生きて帰ってくる!だって僕は……
「僕は……!」
僕は、「ヒーロー」なんだからっ……!!

同時刻Drワイリーのアジト、高自空間内『庭の庭園』にて

ドクター・ワイリーの研究ラボでは四つのジュエルシードが格納されていた。それを見つめるのはフェイトの母プレシアと、彼女の隣に立つのが悪の科学者ドクター・ワイリーである。
「いよいよだな?プレシア御婦人?」
「ええ、いよいよですわね?ワイリー博士……」
「戦闘準備が整えました。いつでも出撃可能です……」
ワイリーの後ろからシグマが報告に現れる。彼らが向かうはタケル達が住む世界……
「よし、結構……わしが指示を下すまで各員退機じゃ!」
「はっ!」
シグマはラボから去り、あとはプレシアの静かな笑い声が響き渡る。
「そう、いよいよなの……急ぎなさい?フェイト、約束の地が、アルハザードが待っているの!私の……私たちの救いの地が!!」
「クックック……ライトよ?今に見ておれ……貴様の抱く理想郷をこのわしが片ッ端から
灰にしてくれるぅ!!」
また、ワイリーは己の野望を浮かべ、不気味に笑いあげた……
「ハハハハハアッ!見ていろ?愚かな人類どもよ、この世はすべ
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