Heaven helps those who help themselves(天は自ら助けくる者を助く)
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マン達を見てエドワードが冗談めかした口調で言う。話して見るとエドワードって、友達思いでいい奴なんだよね。「TIGER&BUNNY」では捕まっていて少しやさぐれていただけのようだ。
「見ろよイワン。結構デカイ企業もスカウトに来ているぜ?」
「……うん。そうだね。……でも僕には縁がない話だよね」
エドワードの言葉に答えるイワンだったが、その直後にいきなりネガティブモードに入った。やれやれまたか……。
「イワンよ。その雨に濡れたロバのような顔は止めよと何度も言っておるではないか? 余まで気が滅入ってくる」
「そうだな。イワン、君がヒーローになるべく鍛練を続けているのは全員が知っている。あまり自分を卑下するのはどうかと思うぞ?」
セイバーとアーチャーがネガティブモードに突入したイワンに話しかけ、エドワードが大きく頷くと二人の言葉に続く。
「セイバーとアーチャーの言う通りだぜ、イワン? それに今日はせっかくの休日で街に遊びに出るんだし、暗い顔はなしにしようぜ」
そう、今日はエドワードが言うようにヒーローアカデミーが休みの日で、俺達六人はこれから街に遊びに行く予定だった。
……しかしイワンとエドワードを街に出すと、「TIGER&BUNNY」であったあの「事件」が起こりそうでこわいんだよな。エドワードが退学となり服役することとなるあの事件が……。
エドワードはもう俺の大切な友人の一人で、できればあんな未来は見たくない。もし本当にあの事件が起きてもエドワードのフォローをできるように心の準備だけらしておくか。
「おい、砕。何、ぼーっとしてるんだ? おいていくぞ」
ああ、今行く。
俺は心の中で結論を出すとエドワード達の後をおって歩きだした。
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