SummerEnndoresuloop
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天文部の合宿で星を見た帰り。
「いや〜綺麗だったね♪イザヨイ」
「そうだな、やはり天文部にはいってよかった。」
グラッ
「ん?どうしたんだい?」
「い、いや・・なんでもない。」
なんだ?今の感覚は。
「そうかい?ならいいんだけど」
俺はあの感覚に疑問を覚えながら宿舎に戻った。
「ただいま!」
「疲れた〜奏先輩、なんかおごってください。」
「だが断る!」
「え〜せんぱーい」
俺は駄々をこねる三咲をおさえて、風呂に入ることにした。
「ふぅ〜」
この一日の疲れを取るようにため息をこぼした。
ガチャ、
「センパーイ」
「エヘヘ奏くん。」
「・・・っお前はなに入ってきたんだ!」しかもはだかで!
「いいじゃん♪」
「よくねぇ!」
俺は必死に後ろを向いて目を伏せた。
「早く出てけ!」
「まぁまぁ♪」
「慧!助けて!」
「無理です・・・捕まってます。」
「お前ら何をしたんだ!」
「「縛った。」」
「ハモるな!だからさっさとでてけ!」
「いいじゃない、綺麗な女の子が二人裸で風呂に入ってきてるんだよ?」
「それが問題なんだ!」
グラッ
「っ!?」
「奏くん!」
「奏先輩!?」
俺はこの奇妙な感覚に襲われて意識を失った。
「ん・・・ここは・・・」
「奏くん!大丈夫?急に意識を失うから心配したんだよ!」
「そうです!先輩!いくらナイスボディの私がいるからって急に意識を失わないでください!」
「それはないな。」
「ひどい!」
そうだ、何なんだこの感覚は。
「・・・・」
夜空の表情が少し陰った。
「どうした?」
「い、いやなんでもないよ!」
夜空は立ち上がると外に出ていった。
「?」
「三咲、ちょっと出掛けてくる。」
「そんな!まだ動いちゃダメだよ!」
「大丈夫だ。」
俺はジャケットをはおると部屋を出た。
「慧」
「やあ、体調は大丈夫なのかい?」
「ああ、夜空知らないか?」
「水上さんかい?さっき外に出てったけど・・・どうかしたのかい?」
「いや・・・なんでもない。」
俺は望月に許可を取って外に出ていった。
「・・・・・・・・」
俺は早足で宿舎の裏の小屋に向かった。
近くまでいくと中から物音がしてきた。
「う〜ん見つからないな。」
夜空の声だ。
「ここにあったはず・・・
あった!」
夜空は、焦ったような顔で小屋を出ていった。
「どうしたんだ?」
俺は薄暗い小屋に足を踏み入れた。
「ぐあっ!」
俺は小屋の床が外れて気を失った。
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