月光校庭のエクスカリバー
第33話
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分より下だと思わない方がいい。イッセーは駒8つの転生悪魔だ」
転生に同種の駒が複数使えるということは8つある兵士は幅が広いことになる。ライザーの眷属のように1つもいればイッセーのような8つなんてこともある。
まぁ、そもそも駒価値なんて転生時の測りだ。その後の成果でそれよりも上がったり下がったりする。
「こいつが駒8つ!?いや、そもそもなんで人間の望月がここにいるんだよ!?」
予想外の事実に驚愕したのか匙が反射的に言い返してくる。ここは少し意趣返しをさせてもらおうか。
「なんだ、会長から聞いていないのか?まぁ、考え付かない方もおかしいが。
オカルト研究部所属、グレモリー眷属に懇意にさせてもらっている半人前魔法使いの望月朔夜です。よろしくお願いします」
後半は会長にも挨拶を兼ねているので丁寧に言う。
「は!威張っていた割には半人前かよ。虎の威を狩る狐か?」
事実と言い返しをしただけなんだがな。
「おやめなさい。今のあなたでは二人に勝てません。兵藤君が駒8つを消費したのも事実です。それにライザー・フェニックスを倒したのは兵藤君で、ライザー・フェニックスの女王を倒したのは望月君です」
「な!?信じられん・・・」
疑う目で俺たちを見ている。
「それに、今回は学園を根城にする上級悪魔同士、新しく下僕にした悪魔を紹介する会合です。私にあまり恥をかかさないでください」
会長が匙を諭した後、俺たちに視線を向ける。
「ごめんなさい兵藤一誠君。望月朔夜君。アーシア・アルジェントさん。うちの眷属は貴方たちほど実績がありませんので、失礼な部分が多いのです。できれば、同時期に悪魔になった者同士、仲良くしてください」
俺は悪魔じゃないんですが、と言うのは無粋か。
「サジ」
「え、あ、よろしく・・・」
会長に言われて渋々挨拶をしてくる。
「はい、よろしくお願いします」
それにアーシアが屈託ない笑顔で返し、手を差し出した。
「アーシアさんなら大歓迎だよ!」
表情が一変し、分かりやすい笑顔でアーシアの手を握り返した。
その対応にすぐさまイッセーが行動に起こした。
匙の手をアーシアから離させるとその手を強く握っている。
「ハハハ!俺の事もよろしくね、匙君!つか、アーシアに手を出したらマジで殺すからね!」
「うんうん!よろしくね、兵藤君!つか、金髪美少女独り占めですか!噂通りの鬼畜君ですね!天罰でも起きないかな!」
「・・・わかりやすいな。お前ら」
二人して手に力を込め張り合っている。
二人は同じ人種なんだろうな。そんな感じがする。
「あれがすみません」
「こちらこそすみません。時に、望月君は悪魔にならないのですか?リアスの駒はまだ空いていますが」
「現状予定はありませんね。抵抗はありませんが人間でい
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