月光校庭のエクスカリバー
第33話
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ろう。それじゃ、俺も行く」
「引き止めちゃってごめんねー」
◇◆◇
イッセーたちに追い付き部室につく。
すでにほかのメンバーはそろっているようだ。
そして部員以外の人物が男女一名ずついる。
「生徒会長・・・?」
女性の方はこの学園の生徒会長である支取蒼那先輩。
良く言うとクール、悪く言うと冷たい印象を受ける日本人離れした風貌の持ち主。
学園では部長、朱乃さんに次いで人気があるらしい。
「あれ?リアス先輩、俺たちの事話してないんですか?まぁ、気付かない方もおかしいけどさ」
もう一人の男の方が言う。
こっちは最近生徒会に書記として入った匙元士郎。
「サジ。私たちは『表』ではお互い干渉しないことになっている。それに兵藤君は悪魔になったばかり。彼は当然の反応をしているだけ」
イッセーの事を悪魔、と言うように彼女たちも悪魔だ。
「彼女の本当の名はソーナ・シトリ―。上級貴族シトリ―家の次期当主ですわ」
朱乃さんが説明を入れてくれる。
部長の家であるグレモリー家、ライザーのフェニックス家同様72柱の一つで序列12番目の君主の位を持つ悪魔だったか。
そしてほかの生徒会メンバー全員が彼女の眷属悪魔で構成されているらしい。
「この学園はグレモリー家が実権を握っていますが『表』の生活では生徒会―――すなわちシトリ―家に一任しておりますの」
すなわち、学園の運営はシトリ―家が握っているという事になる。
「会長や俺たち眷属悪魔が日中働いているからこそ平和な学園生活が送れるんだ。ちなみに俺は二年生で『兵士』の匙元士郎だ」
イッセーと同じ兵士か。
「奇遇だな!それも同学年なんて!」
それを聞いたイッセーは親近感がわいたんだろう。すこし嬉しがっている感がある。
なんせ部長の兵士の駒はイッセーにすべて使っており兵士の悪魔は居ないと思ってたところに同じ学年にいたんだ。
だがイッセーの感情とは裏腹に匙は溜息を吐く。
「はぁ。俺としては変態三人衆である兵藤と同じだなんてひどくプライドが傷つくんだが・・・」
「なんだと!」
イッセーが言い返す。
あれは、イッセーを見下している。おそらく駒を複数使ったんだろう。
生徒会は現在8人。会長と匙を除いたメンバーが兵士以外の駒だったとしてもイッセー同様8個の駒が使える事になる。
だが、イッセーも駒を8個使った悪魔だ。駒価値だけで図るのなら兵士の時点でイッセーに勝ることはできない。
「やるか?俺は最近悪魔になったばかりだが兵士4つを使用した悪魔だ。兵藤なんかに負けるかよ」
やはりと言うべきか、イッセーの事を兵士と言うだけで低く見てたようだ。
「忠告だ。兵士と言うだけで駒を複数使った自
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