月光校庭のエクスカリバー
第33話
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るのか。精が出るね」
「お前らそんなにスポーツマンだったか?」
「部長命令だ」
「それにやるからには勝つつもりだ。俺たちは」
「熱血くんだな。イッセーがエロ以外で燃え上がるなんて事、少し前までなかっただろう」
「変わったよな。あれか?生乳見ると変わるのか?」
「生乳は何度見てもいいものだけどさ」
「「死ね!」」
「あほやってないで行くぞ」
二人の怨念をバックにアーシアの元に向かう。
教室の端でクラスの女子と共に昼食をとっていた。
「おーい、アーシア。ご飯食べたかー?」
イッセーが声をかける。
「アーシア、彼氏が呼んでるわよ」
「かかかかかかかかか彼氏っ!!??」
隣にいた女子―桐生藍華の言葉にアーシアが一気にオーバーヒートを起こしてしまった。
「違うの?いつも二人でいるからてっきり付き合ってるのかと」
そう見えてもおかしくない。
「そうなんだ。でも傍から見たらあんたたち毎晩合体してるカップルよ。いっつも二人でいるじゃん。それに親公認で同居してるんでしょ?男女が同じ屋根の下で夜にやることと言ったらそりゃねぇ?ちなみに『裸の付き合い』を教えたのも私よ。堪能した?」
桐生はいわば女版の三バカトリオだ。女子からは『匠』と呼ばれている。
どうやらこいつが、兵藤家子作り騒動の元凶らしい。
「やっぱりあれはお前か!ていうか合体ってなんだ!ロボットじゃないんだから!それに俺はそこまで破廉恥じゃね!そりゃ俺だってエロいことはしたいがアーシアにそんなことできね!」
「そういうことだ。部長もいるからな」
アーシアはともかく、イッセーはそう見てない。
「でもアーシアってあんたのことが―――」
「わあぁぁーーー!!!桐生さぁぁん!やめてください!!」
何かを言いかけた桐生の口をアーシアが塞いだ。何を言おうとしたかはわかるが。
「い、イッセーさん!すぐに行きましょう!」
「アーシア!?」
イッセーの手を掴むと引っ張るように教室を出て行った。
「ありゃりゃ。行っちゃった」
「恋愛において、勝手に気持ちを言うのはどうかと思うぞ」
「てっきり言ってると思ってね。で、実際のとこどうなの?」
どう、というのはイッセーとアーシアの関係だろう。
「見ての通り、イッセーはアーシアとそういう関係になりたいと思ってはいるがそれ以上に助け守ってやらないといけないと感じてるからそう見ていない」
「ふーん。それでも『裸の付き合い』とか色々教えてるからそのまま食ってると思ったけど、案外ヘタレ?」
「あれでも一線は弁えてるからな。親とかも気にしてるし。まぁ親は早く孫が見たいそうだが。後は部長もいるというのもある」
「リアス先輩が相手じゃ難しいわね。友達としてはアーシアの恋が実ってほしいんだけど」
「その辺りは当人次第だ
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