月光校庭のエクスカリバー
第33話
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
球技大会が後数日に迫った日の昼休み。
当日まで日が無いということで練習にも熱が入っている。主に部長が。
「お前ら、今日も部活か?」
「ああ、球技大会に向けて練習中だ」
カレーパンを頬張る松田の問いに答える。
「オカルト研究部が球技大会に力をいれてるのかよ。てか、お前たちの部ってスペック高いよな」
「まあね」
俺を除いて全員悪魔だからな。口には出せないから適当に相槌を打つ。
「イッセー、朔夜。気を付けろよ。お前たちに変な噂が流れてるから」
元浜がメガネを上げながら出だす。
「なんだよ。元浜・・・」
「噂?どんなのだ?」
「まず、美少女をとっかえひっかえしている野獣イッセー。二大お姉さまであるリアス先輩と姫島先輩の秘密を握り、それをネタに鬼畜三昧のエロプレイ!」
「そして野獣の性欲は美少女転校生であるアーシアちゃん向けられる特別授業と称し行われる教育と言う名の調教。鬼畜イッセーの美少女食いは止まらない!」
「なっ!?」
これはひどい。幾らイッセーがエロの権化と称されいようとそんなことはしていない。
今度は俺の方を向き続ける。
「次に朔夜は、学園のマスコットである搭城小猫ちゃんを毒牙にかける。小柄であることをいいことに、無理やり組み伏せ貪る変質者」
「『先輩・・・やめてください・・・』と懇願する小猫ちゃんを無視し、そのロリロリボディを食い荒らす。っとこんなところか」
・・・仮にその噂の俺が真実だったとしても、小猫を組み伏せることはできない。
身体強化を行ったとしても筋力では小猫に勝てない。
そもそも俺はそんなことをやってないが。
「一応、聞いといてやる。誰が流した?」
大体予想は着くが。
「俺たちが流した」
「一緒に流した木場とのホモ疑惑は一部の女子に受けがいいぞ」
判決、有罪。
「イッセー」
「おう」
ドス!ドッ!ドゴ!ドガ!
俺とイッセーはこのバカ二人をボコボコする。
ちゃんと加減はしているから大丈夫だ。
「うぉ・・・なにを・・・する・・・」
「それはこっちの台詞だ。なんてモノ流してやがる。名誉棄損だぞ」
「・・・イッセーはともかく、朔夜の方は信じられていないぞ・・・」
「俺は信じられてるのか・・・」
その辺は普段の行いの差だろう。
回復した松田と元浜が食い掛かる。
「それにな!このくらいしないと嫉妬でイカれてしまいそうだ!」
「否、もうすでにイカれているかもしれん!」
再度、頭をイカせれば一周回ってまともになってくれないだろうか。
無理そうな気がするし、今日は昼にも部室に集まるよう部長からの指示がある。
ほんと、力が入っていると思う。
「イッセーそろそろ行くぞ」
「ん、そうか。悪い、俺たち部活の集まりがあるから」
「昼休みにも集ま
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ