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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第六話「過去/SPAT」
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「喧嘩……?」
僕がそう尋ねると、彼女は頷いた。
「ちょっとね?」
「アリサちゃんって、怒ると怖いな……」
僕はそう言うと、すずかちゃんも苦笑いして、
「まぁね?でも、アリサちゃんはああ見えてとても優しいよ?初めて会った時と比べて」
「初めて会った時……?」
「あのね?アリサちゃんと初めて会った時、私はアリサちゃんに意地悪されていたの」
「……」
僕は黙って彼女の過去を聞いた。
「そこをなのはちゃんが来てくれてアリサちゃんと仲良くできるようなったんだよ?」
「そうなんだ……あ、そのさ?なのはのことなんだけど」
「なのはちゃんの?」
僕は言いづらくも、彼女に尋ねた。
「あの、なのはどうしてた……?今朝僕が黙って学校へ行ったから怒ってる?」
「あ、そのこと?心配していたけど怒っていなかったよ?」
「そ、そうなの……」
僕は胸をなでおろして後でなのはに謝ることにした。
「あ、タケル君!」
「……?」
後ろから最少院君が呼びに来た。
「どうしたの?」
「委員長が君に話があるようですのですぐ来てください」
「え、委員長が?それじゃあすずかちゃん、僕行くから……」
「う、うん……」
僕は委員長に呼び出されて教室へと戻った。
「なに?委員長……」
僕は少し不安になっていた。委員長が僕を呼び出すと言えば大抵注意だろう。けど、最近僕はあまり委員長の目につけられるようなことはしていないけどな?
「あら、来たわね?じゃあ早速本題に入るわよ」
そういうと委員長は牛島君と最少院君を集わせて本題を発した。僕はそれを聞いて驚いてしまった。なぜなら……
「ロックマンX捜索!?」
僕が思わず声を上げてしまった。
「あら、知っているの?それなら話が早いわ」
「で、でもどうしていきなり?」
僕が訳を問う。もし正体がばれたらとんでもないことになる。もしかして、僕もそれに加わるんじゃないだろうな?
「そこで、あなたにもメンバーの仲間入りに加えようと思っているの」
「えぇ!?」
僕は全否定したい。けど、断れば委員長のことだから強行手段に乗り出すだろう……
「あら?もしかして御誘いを断るつもりなの?」
「だ、だってぇ……」
僕は何か正当な理由を思いつこうとするが、咄嗟に良い案が思いつかない!
「これはスクープなのよ!?私はあの時以来、ロックマンX様のことが忘れられないのよ!」
委員長は自分の世界に入って目を輝かせている。
「そ、そうなの……」
僕は苦笑いをしてどうしたらいいのか戸惑い始める。
「え、えぇっと……」
「どうしたのよ?はっきり言いなさい」
「そ、そのさ?集合時間は何時?」
「今夜の九時よ?」
「……あ、それなら僕はちょっと……」
「どうしてよ?」
「そ、その……夜更かしすると、朝起きる
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