第九話 『悪鬼邪神の村』
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に向かう途中、村人からは姿が見えないリメンが、
リ「一つ目の試練、達成ですっ!!」
村人からはリメンの姿が見えないだけでなく、リメンの声も聞こえねぇみたいだ。俺はグレイと横目で見合った。すると、家の陰から誰かが覗いてるのが見えた。よく見ると女だ。長い赤毛を後ろで一つに束ねていて、茶色がかった瞳で俺たちの事を見つめていた・・・いや、睨んでいたの方が正しいな。そいつは俺が見ているのが分かったのか、家の陰に隠れちまった。
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グ「一つ目の試練はOKだな。」
宿に着いた俺たちは少し寛いでいた。宿は木で出来ていた一部屋ずつ結構広い。ルーシィの家と同じくらいだな。
リ「それじゃあ、二つ目の試練ですっ!!」
いつの間にか、リメンの手の中にまた茶色く薄汚れた和紙が握られていた。グレイがリメンから和紙を受け取って開くと、また墨で文字が書かれていた。
グ「RFG『悪鬼邪神の村』、二つ目の試練。」
ハ「『邪神』が住みついている岩を探し出せ。」
ナ「岩?って、『邪神』って岩に住んでいるのかよっ!?」
グ「こりゃあ、かなり難しい試練だな。」
ハ「何の手掛かりも無いのに〜。」
リ「だからこそ試練って言うんです。さぁ、夜までに『邪神』が住みついている岩を探し出さないと、ココナッツ村は救われませんし、皆さんも帰る事が出来ませんよ。」
んな事分かってるっつーのっ!!俺達は村の人たちにバレないように、宿の窓から飛び下りた。ハッピーの場合は飛んで下りただけどな。
グ「岩って言うくらいだから、普通は村から離れた所だよな。」
ハ「さすがグレイ。相変わらず勘だけはいいね☆」
グ「ハッピー、『だけ』は余計だぞ。」
そんな事より、そうと決まれば早速『邪神』が住みついている岩を探すぞーっ!!俺達が歩こうとした時、
?「おいっ!」
ナ&ハ&グ&リ「!!!?」
いきなり後ろから声を掛けられた。恐る恐る振り返ると、
ナ「あーーーっ!!お前はっ!!」
ハ「ナツ、知ってるの?」
知ってるも何も、こいつ、さっき俺たちの事を家の陰から睨んでた奴だっ!!
?「別に睨んでなんかいない。生まれつき吊り目なんだよ。」
グ「お前と一緒だな。」
こんな奴と一緒にされたくねーーーっ!!つーかこいつの方が吊り上がってんじゃねぇかっ!!
ナ「んで、お前誰だ?」
?「それはこっちのセリフだ。何でわざわざ旅人のふりまでなんかして、『邪神』の事を調べ
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