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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第九話 『悪鬼邪神の村』
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おいらとナツとグレイは空想の世界(ファンタジーワールド)の入り口、『始まりの門』を潜った。するとそこは・・・

ナ&グ「うぉ〜!!」

ハ「うわぁ〜!!」

空が『始まりの門』のように虹色に光り輝いていたんだ。おいら達が立っているのは小高い丘の上。丘の下には小さな村が見えた。

ナ「あの村に行ってみよーぜ!」

グ「だな。ん?おいナツ、何だその服?」

ナ「はっ?お前こそ何だよその服は?」

よく見ると、おいら達の服装は『始まりの門』を潜る前と違っていた。ナツは少しボロボロの灰色の服に薄汚れた黄土色のズボン、茶色いサンダル姿。首にはイグニールから貰った鱗柄のマフラーもちゃんとある。グレイはカーキ色の服にギルダーツが羽織っているのと似た黒いローブに、薄汚れた藍色のズボンに黒いブーツ。おいらはなぜか赤い風呂敷を背負っていた。風呂敷の中に何か入ってる。何だろう?おいらが風呂敷を背中から下ろして中を見てみようとすると、

?「ストーーーーーップッ!!!」

ナ&ハ&グ「!!?」

声のした方に目をやると、丘のふもとからすごい砂煙が上がっている。

ハ「誰かがこっちに向かってものすごい速さで走ってるっ!?」

ナ「何だあいつ?」

すると、砂煙を巻き上げながらおいら達のいる丘の上まで来ると急ブレーキをして止まった。

?「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

走って来たせいか、息がすごい荒い。しばらく呼吸を整えると、おいら達の方に顔を上げて、

リ「RFG(リアルファンタジーゲーム)『悪鬼邪神の村』の挑戦者(チャレンジャー)の方々ですね?お待ちしておりました。僕は『悪鬼邪神の村』の案内役のリメンと言います。よろしくお願いします。」

リメンは黒に近い紫色の髪の毛と瞳に、白いマントを羽織っている。胸には楕円形の形をした紫色のペンダントを付けている。

グ「『悪鬼邪神の村』?」

リ「皆さんが挑戦(チャレンジ)するRFG(リアルファンタジーゲーム)のステージ名です。今から少し『悪鬼邪神』の事とステージ上での幾つかのルールを説明しますね。」

リメンはそう言うと、一度丘の下に見える小さな村を指差して、

リ「あれが、このRFG(リアルファンタジーゲーム)のステージ、『悪鬼邪神の村』です。」

ナ「どう見ても普通の村にしか見えねぇけど・・・?」

ハ「あい。すごく平和そうな村だよ。」

だって、村にいる人たち、すごく楽しそうだもん。

リ「あの村の本当の名はココナッツ村。見てのとおり、とても平和な村なんです。でも、平和なのは昼間だけ。夜になると、ココナッツ村は『災いの村』になってしまうのです。」

グ「夜に・・・?」

リ「五十年程前、ココナッツ村に一人の
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