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東方異形録
第58話 ミッションスタートだ!

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輝夜「因幡 てゐ?」

 ふぅ〜。なんて言うか、うん本当に色々疲れた。すこし茶番が続き過ぎたか…

  「そ、一応自分でも話はつけておいさ。北の方角に大きな竹林があるだろう?其処に彼女がいる。彼 女の話によると竹林内に既に使われていない屋敷があるそうだ。其処を隠れ家にして、更に竹林に幻 術でも掛ければ完璧だろ。」
輝夜「なるほど…」
 紫「えぇ、完璧すぎるぐらいだわ。」

うむ、紫が言うならば間違いない。これで勝つる。それに月の兵士たちは俺と…そうだな、咲喜とルーミアを呼べば問題ないだろう。彼女たちはあれだ、チートだ。

  「明日の満月までに他にも協力者集めておくから心配することはないさ。  …さて、帰るか。」
輝夜「えっ、もう帰るの?まだ夜の八時よ?」
  「いやぁ、待っている奴がいるんでね。 帰らんと屠られる。」
 紫「 …それって、前に助けたあの女の子?相変わらず律儀ね。」
  「そ、また明日な。」





次の夜

妹紅「また行くのか? …まさか、惚れたか?」
  「おいおい馬鹿言うなよ、今日は友も来るからな。俺も行くんだよ。」

 さすがに“輝夜を逃がしてくる”なんてどストレートに言う訳にはいかんからな。

妹紅「えっ、翔に友だちっていたのか?」
  「…おいぃい!!!」
妹紅「ちょっ! 冗談だって!?だからその右手のなんかやばそうな緑色の球体を早くかたずけろ!」

 ったく、冗談がすぎるぜ… 明るくなった証拠だし、良しとするか。

妹紅「はぁ〜。 まっ、早く帰ってこいよ?」
  「それなら任せろぉ〜、バリ、バリ!」



少年移動中…



 紫「あら、早かったわね。」
  「俺より早く来てそれを言うのか…で、この兵士たちは帝が出したのか?」
紫「まったく何処から情報を集めているのか----その通りよ、どうやら輝夜のことを守ろうと派遣み
たいよ。」

 (けどこの兵士たちって、確か月の兵士たちに無力化されたよな----帝さんドンマイ…)



 ----すると突然、これでもかと言うほど丸い満月が太陽のごとく光った。



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