暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―幻魔激戦―
[7/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

……戦闘ダメージ、は。

「降雷皇ハモンが相手モンスターを戦闘破壊した時、1000ポイントのダメージを与える! 地獄の贖罪!」

「ぐああああッ!」

遊矢LP1100→100

 ……なんとか首の皮一枚だけがつながり、ライフポイントが100ポイントだけ残った。
少し足がフラつくが……大丈夫だろう。

「幻魔皇ラビエルで、遊矢にダイレクトアタック! 天界蹂躙拳!」

「手札から《速攻のかかし》を捨て、バトルフェイズを終了させる!」

 本日二度目となる、速攻のかかしによる防御。
相手モンスターが神であろうと、いつも通り盾になってくれた。

「カードを二枚伏せ、俺はターンエンド……残りライフは僅かに百! 諦めるがいい、遊矢!」

「諦められるか……! 俺のターン、ドロー!」

 意気込んでみたは良いものの、手札に打開策はなかった。

「通常魔法《調律》を発動! デッキから《スチーム・シンクロン》を手札に加え、デッキからカードを一枚墓地に送る」

 とりあえず、このターンでやれるだけのことはやっておくべきだろう。
次のターンに、繋げる為にも。

「俺は、《マックス・ウォリアー》を守備表示で召喚!」

マックス・ウォリアー
ATK1800
DEF800

 いつもはアタッカーを務めてくれるマックス・ウォリアーだが、もちろん三幻魔には及ばない。

「カードを三枚伏せ、ターンエンド」

「俺のターン! ドロー!
フハハハハ! 万策尽きたようだな、そんなザコを守備表示で出すだけとは!」

「ザコじゃねぇよ。……こいつらは……三幻魔より、強いさ」

 俺の言葉を、ただのやせ我慢だと受け取ったのだろう、影丸理事長はフン、と鼻を鳴らして神炎皇ウリアに行動を命じた。

「神炎皇ウリアの効果を発動! トラップ・ディストラクショ……」

「ウリアの効果が起動する前に、《エフェクト・ヴェーラー》の効果を発動! 神炎皇ウリアの効果を無効にする!」

神炎皇ウリア
ATK4000→0
DEF4000→0

 エフェクト・ヴェーラーが、自らの身体で包み込んだモンスターの効果は無効になる。
それが、例え神であろうと例外ではなく、攻撃力・守備力が0の力を失った龍に成り下がった。


「……神炎皇ウリアを守備表示にする」

 影丸理事長は、わざわざエフェクト・ヴェーラーを使用してまで守った俺のトラップに何を警戒したか、神炎皇ウリアを守備表示にした。

「ええい、神にトラップなぞ効かぬ! 幻魔皇ラビエルで、マックス・ウォリアーを攻撃! 天界蹂躙拳!」

「リバースカード、オープン! 《マジカルシルクハット》!」

 影丸理事長のご期待には添えないだろうが、幻魔皇
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ