―幻魔激戦―
[11/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ン》をリリースし、蘇れ、《幻魔皇ラビエル》!」
幻魔皇ラビエル
ATK4000
DEF4000
「破壊された恨みを晴らせ、幻魔皇ラビエル! 天界蹂躙拳!」
パワーツール・ドラゴンを守れるトラップも無く、また装備魔法カードも無い。
パワーツール・ドラゴンは、幻魔皇ラビエルの爪に引き裂かれてしまった。
「メインフェイズ2。
俺はカードを二枚伏せてターン……」
「ターンエンド宣言の前にリバースカード、オープン! 《奇跡の残照》! このターン、戦闘で破壊されたモンスターを墓地から特殊召喚する! 蘇れ、パワーツール・ドラゴン!」
パワーツール・ドラゴン
ATK2300
DEF2500
光と共にパワーツール・ドラゴンが俺のフィールドに蘇り、俺にターンが移る。
「俺のターン、ドロー!」
パワーツール・ドラゴンの効果、パワー・サーチで《魔界の足枷》か、最低でも《ミスト・ボディ》を引くことが出来れば、まだ逆転のチャンスはある。
逆に言うと、それを外すとチャンスは無いのだが……やるしかない。
「パワーツール・ドラゴンの効果を……」
「リバースカード、オープン! 《デモンズ・チェーン》! パワーツール・ドラゴンは攻撃することが出来ず、効果の発動も不可能となる! ククク……装備魔法は使わせん!」
パワーツール・ドラゴンの効果が……封じられた。
手札のカードにも逆転のカードは……無かった。
そんな俺の絶望の表情を見切ったのか、影丸理事長の高笑いが響く。
「ハーハッハッハ! これで終わりか、遊矢! これで……これで貴様の精霊を操る力は得て、俺は永遠の命を手に入れるのだ!」
永遠の命……影丸理事長が勝ったのだから、そういえばそうなるのだったか。
「……最後に、一つ聞かせてほしい。……俺の精霊って言うのは、何なんだ?」
ずっと一緒に戦って来てくれたカードの精霊がいるならば、その名前ぐらいは知っておきたい。
「まあ、良いだろう。貴様の精霊は、『デッキのモンスター全て!』貴様は、精霊を操る力と共に、愛用したカードを精霊にする力を持っているのだ!」
影丸理事長の予想の斜め上を行く言葉に、ついデッキのカードたちを見つめる。
……やはり俺には何の姿も、声も聞こえない。
「……そうだな」
だが、カードの精霊たちが、まだここにいる。
ここで戦っている。
俺を守ってくれている。
なのに、俺が先に諦めるなんてあって良いわけがないッ……!
「リバースカード、オープン! 《リミット・リバース》! 墓地から攻撃力1000以下のモンスターを特殊召喚する! 来い、《エフェクト・ヴェーラー》!」
エフェクト・ヴェーラー
ATK0
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ