―幻魔激戦―
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現在の状況
影丸理事長
LP2100
フィールド
幻魔皇ラビエル
ATK4000
降雷皇ハモン
ATK4000
神炎皇ウリア
DEF1000
失楽園
黒崎遊矢
LP2100
フィールド
スピード・ウォリアー
ATK900
リバースカード一枚
最後の幻魔、幻魔皇ラビエルが影丸理事長のフィールドに現れたことにより、伝説の三幻魔が全て相手のフィールドに揃った。
加えて、明らかにバランスブレイカーであるフィールド魔法、《失楽園》もある。
対するこちらのフィールドには、スピード・ウォリアーとリバースカードが一枚のみ。
……ライフポイントは同じものの、明らかにこちらが不利な状況だ。
そして、幻魔皇ラビエルを中心に何やら力が集まっていく。
「……カード達が!?」
背後にいる万丈目が何やら驚きの声をあげているので、そちらの方を見ていると、万丈目は自らのデッキを眺めて呆然としていた。
……いや、万丈目だけじゃない。
万丈目の様子から、自分のデッキを見た全員が呆然としている。
「どうした!?」
『フフ……ようやく気づいたか。三幻魔はその強力な力故に、今デュエルしている者以外からカードの精霊の力を奪う。三幻魔が揃ったことにより、その奪う力は世界中に及ぶ!』
ならば今、世界中でデュエルモンスターズのカード達は消えているのだろうか。
一回デュエルするだけでカードの精霊の力を奪うとは、はた迷惑な話。
それは封印されるわけだ。
『だが、まだ三幻魔を操る力は不完全……黒崎遊矢。貴様の精霊を操る力を奪って、私の三幻魔は完成する!』
精霊を操る力……それが俺には分からない。
俺には精霊の姿は見えないのに、精霊を操っているといわれても訳が分からない。
……大徳寺先生に、教えてもらえば良かったな。
『ククク……集まってきたぞ……!』
この期に及んでくだらないことを考えていた俺の前の影丸理事長に、三幻魔が集めた精霊の力が集まっていく。
そして、たくましい腕が影丸理事長が乗っている、生命維持装置を『内部から』破壊した。
生命維持装置の中の水が湧き出て、中から成人の男性が現れる。
「フゥ……遂に俺は取り戻した、この若さを!」
スピーカー越しではないが、先ほどまで聞いていた影丸理事長の声。
三幻魔の力を使い、若返ったのであろう。
それから影丸理事長は、自分が今まで乗っていた生命維持装置のデュエルディスクを自らの肉体に装着し、生命維持装置を海の方へ投げ捨てた。
……おい、その機械、百キロはあっただろ。
「待たせたな、遊矢……デュエルの再開といこう」
どうやら、そんなことを気にしてる暇はないようだ。
「
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