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ゼロの使い魔 新たなる物語
第3話 決闘
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。でも、もう謝っても――今の言葉で許す気がなくなったよ」
「違う。その逆だ。負ける覚悟は出来たか?」
 俺がそう忠告してやると、聞いていたルイズは目を丸くし、生徒たちは笑い出した。
 そして、忠告を言われた本人は、俺がついにおかしくなったのだと思ったのか、口元に少し笑みを浮かべながら、ゴーレムを俺に放った。
 その放たれたゴーレムは、今の俺には予想どおり、ゴーレムは凄くトロかった。
(なんだよ。俺はこんなやつに今までいいようにあしらわれてたのかよ)
 そんなことを考えると、殴られたことに対して、少し怒りが湧いてきた。
 その怒りをゴーレムに振るい、ゴ−レムを切り裂く。
 その光景を見たギーシュが、慌てて新たなゴーレムを六体出すが、今の俺にはそんなものは壁にもならない。
 俺の事を囲んで襲ってきた六体も素早く切り裂き、ギーシュに向かって走り、そして顔面を蹴り飛ばす。
 そのまま地面に転がったギーシュに、素早く近づき剣を首筋にあてる。
「続けるか?」
 俺は呟くようにそう言う。するとギーシュは――
「ま、参った」
 ――完全に負けを認めたのだった。







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