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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第五話 「温泉/HOTSPRING」
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。けど、怖くて逃げ続けていたら何も変わらない。自分を追い込んで苦しめるだけだと思ったから、僕は逃げずに、ロックマンとして目の前の恐怖に立ち向かおうと思った。それに、ロックマンになって僕は少し変わることが出来たかもしれない。僕はこれからもロックマンとして皆のために戦っていきたいんだ……)
『タケル……』
(モデルX、これからも僕と一緒に戦ってくれる?)
『ああ、もちろん!』
(タケル君、今夜は寝ておこう?ジュエルシードでまた動くかもしれいから)
(そうだね、なのは。お休み……)
眠ってから数時間後、旅館の園庭の小川からジュエルシードの反応を僕らは察知した。
「……!?」
布団から起き上がった僕となのははモデルXとレイジングハートを手に部屋から飛び出した。

「ビンゴ♪見つけたよ!フェイト、ゼロ?」
木の上から昼間の女性こと、アルフが二人へ伝える。
一方の僕たちはジュエルシードの反応を頼りに現場へと向かって走っていた。
『この反応、ジュエルシードのイレギュラー行動!?』
「わかってる!この力は……」
「急ごう!タケル君」
「うん……ロックオン!」
「お願い、レイジングハート!」
僕はモデルXを抱え、なのははレイジングハートを掲げた。
「へぇ!?凄いね?これがロストロギアの力ってやつ?」
一方のアルフ達は橋の上で暴走するジュエルシードを見物していた。
「不完全ね……」
「ああ、まだ完全とは言えんな……?」
ゼロとフェイトは水面から上空へ向け光の柱を差す光景を目にそう呟いた。
「ところであんたのお母さんはあんなものを集めてどうしようっていうの?ゼロ、あんたは何か知っている?」
アルフはその光景を見ながらフェイトへ尋ねた。
「さぁ……理由は関係ないよ。お母さんが欲しがっているんだから手に入れないと」
と、フェイト。
「ああ……俺たちは、与えられた任務を遂行するのみ」
ゼロも無表情に答える。
「バルディッシュ、起きて?」
柱へ向けフェイトが掌を向けると、手からバルディッシュが展開された。
「モデルZ、ロックオン……」
そして、ゼロの体は光に包まれ、紅いアーマーを纏ったロックマンへと変わった。
「封印するよ?ゼロ、アルフ、サポートして?」
「へいへい……」
「了解した……」
凄まじい光が前方の森へと移った。
「あ、あれは!?」
なのはが目にするのは魔力がこもった巨大な光。
「これで二つ目……」
フェイトは目当てのジュエルシードを手にすると、彼女の背後からなのはたちが駆けつけてきた。
『くぅ……遅かったか!』
モデルXは先を越されたことを悟った。
「あーら、あらあら?子供は大人しく寝ていろって言ったわよね?」
アルフは見下す口調を僕らへ放った。
「あ……昨日の!?」
僕はその上を
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