花の咲き誇る元で…
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カイン「はぁ…はぁ…索敵にはもう反応ないから…大丈夫だろう」
俺はするはずもない息切れしているかのように呼吸が荒くなっており、そして索敵で辺りを調べたが敵の反応は無しだったので剣を鞘に納める。
シリカ「カインさん…」
シリカに声をかけられたので振り返ると真剣な眼差しで俺を見るシリカはどこか覚悟がてきているような目だった。
カイン「…話は街で聞こう、少し進めば森を抜けられるしもう少しで街があるからそこで宿をとろう…俺のほうも今後に関わること話さないといけないし」
シリカ「っ!?…はい…」
そうして俺達は森を抜けて街に向かうのであった。
第十八層 ハルル
カイン「ついた、此処が…花の街…ハルルだ」
クオイの森を抜けて30分程で花の街ハルルにたどり着き、俺はハルルの大きな花の木に見とれる。
シリカ「綺麗…」
カイン「確かにな、一年中咲き誇るからな」
シリカ「一年中ですか!」
カイン「ああ、確かそうだったな…そんで宿に行く前に…俺はあの桜の大樹の根元に先に行くから…覚悟ができたならきてくれ」
カイン「ラピードは宿の前で静かに待っとけよ」
ラピード「ワン!」
カイン「それじゃあな」
そういって俺はハルルの樹の根元に向かった。
ハルル 桜の大樹の根元
カイン「……」
シリカと別れて大体30分が経過しこちらに近づく足音が聞こえて俺は瞑っていた目を開け目の前のシリカを見る。
シリカ「…カインさん…」
カイン「来たか…シリカ、それじゃあお互いに言いたいことがあるんだろ?シリカが先に言ってくれ」
シリカ「うん」
そういってシリカは俺の周辺を歩く。
シリカ「あたしね、カインさんの正体を聞いた後に一生懸命、考えたの…やっぱり可笑しいよ、カインさんはカインさんです、今此処にいるのは紛れもないカインさん本人っていう生きている人です、それはあたしが保証します…それに…」
シリカはくるっとこちらに振り向きその顔は今まで見たこともない笑顔だった。
シリカ「あたしは、カインさんのことが異性として大好きなんです」
カイン「シリカ…」
シリカ「でも…カインさんに好きな人がいるんでしたら…あたしは潔く身を引きます」
シリカはその顔は決意をしている表情でこちらを見る。
カイン「…確かにいるな…好きになった人が」
シリカ「そうです、ひゃ!」
俺の返答にシリカが俯いた時に俺はいきなりでシリカに抱きしめ、シリカは短く可愛い悲鳴を
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