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ゲルググSEED DESTINY
第七十六話 有為転変は世の習い
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う問いかける。

「……戦力の補充と補給は必須だと俺は思う。少なくともたった二、三機の機体と消耗した艦一隻ではどうすることも出来ない」

エミリオの言うように補給と補充は必須だと言えた。ガーティ・ルーの物資は月基地アルザッヘルで補充して以来全く補充されていない。機体の方に関してもNダガーN、ダークダガー、スローターダガーといったダガー系は全滅。ロッソイージスとG‐V、MAのエグザスが唯一稼働する機体だ。

「しかし、どこで補充するというのですか?アルザッヘルは門前払いをうける事になるでしょうし、艦の修理とMSの補充となるとそれなりの施設でなくては……」

イアンがエミリオの提案に対して現実的な問題を上げる。どこへ向かった所で現在忌み嫌われているであろうファントムペインをあっさりと受け入れてくれる場所などそうそうない。中立都市は愚か、連合の施設であってもそうそう受け入れはしないだろう。

「だったら奪えばいいじゃんか?」

「確かに、現状を考慮すればそれが一番有効だろうが……」

強奪というアウルの提案は妥当なものではある。しかし、そのリスクは当然ながら非常に大きい。それに短時間で望みの物を手に入れられる可能性もあまりない。

「いっそアルテミスでも襲うか?」

「場所が遠いと思いますし、いくら艦自体がミラージュコロイドで発見されないと言っても気づかれずに接近するのは難しいはずです。無謀ではないですかね?」

「わかってるって……冗談だよ」

冗談交じりで言ったネオの提案も副官のイアンがはっきりと否定していく。

「手詰まりだな……」

コロニーレーザー攻撃の時よりも状況は厳しい。だが、ネオの思い浮かんだ意見によって僅かながらも解決策が浮かぶ。

「メンデルはどうだ?あそこからジャンク屋なりなんなりを通して物資を補給する。下策だろうがメンデルを直接あの馬鹿でかい要塞施設にぶつければ止められるかもしれない。何せ半分でブレイク・ザ・ワールドを巻き起こしたんだ……不可能じゃないはずだ」

限られた選択肢の中で選んだ彼らに自身の道。果たしてそれが正答なのかはわかりはしない。そうして彼らは生きていることを証明するための戦いを彼らは続ける。







「いつまでこの七面倒な戦いを続けようっていう気だ、レイ!」

『無論、貴方が落とされるまでですよ!』

そう言ってレジェンドのドラグーンから一斉発射された七線のビームをバク転するかのようにRFゲルググを回転させることで回避する。もはやここまでくれば芸術的といっていい見事な回避だ。

「そうやって異を唱える輩は排除するってか?随分と懐が狭いんだな、お前も議長も!」

『平和を望むというのならばある程度の束縛は受け入れるべきだ!それ
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