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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
005   解放と   融合と   有機ヤミー   
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、床に転がる亡骸達を無情に踏みつけながら、去っていった。
















・・
・・・
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(…!)





ラルフはまた、ヤミーの出現を感じ取る



「ラルフ…」



蓮矢もまた、ラルフに歩み寄る。
『「行くぞ。」』
「ああ、分かってる。」
2人はライドベンダーに向かった。
『シネ!キサマラハモウイラナインダ!』
「うぎゃああああ!」
幼態ヤミーは、今度は公園で、屍の山を築いていた。

ある者は腹を抉られ、ある者は頭をもがれ、またある者は身体を真っ二つに、力任せに引き裂かれていた。
また、その中には小学生とおぼしき亡骸もあり、市民の憩いの場が地獄と化していた。
『「これまた、惨いものだ…」』
ラルフが思わず目を背ける。
「コイツの親は快楽殺人者かよ!」
蓮矢は憤りの叫びを上げた。
「――悪かったなぁ、快楽殺人者でよぉ。―― 」
ヤミーの後ろから、はっきりと人間の声が聞こえる。
「久しぶりだなあ。伍塔隊長、氷乃副隊長…」
「阿佐蔵…!」
『「…丞か…」』














・・

・・・

・・・・





















阿佐蔵丞は、ライドベンダー隊に所属、していた幸神コーポレーションの社員で、高卒で入社した異例の人材だった。
性格は真面目で誠実、まさに絵に描いたような優秀な人物だった。
入社の動機は、『ライドベンダー隊に入り、世界を守ること』であった。
しかし、記憶に新しい『研究施設爆発事件』において、腕が瓦礫の下敷きとなり、右腕の殆どの機能とを失った。
「副隊長、俺は知ってんだ。あんたがコイツ…と同じような化け物だってこと。」
ニタニタと笑いながら阿佐蔵が前へ歩み出る。
「化け物だと…?」
蓮矢が驚きを押し殺して反応する。
「そうだろう?コイツと戦えるんなら、あんたも立派なバケモンだ。でも邪魔しないでくれよ。俺の邪魔…あの人の邪魔…」
阿佐蔵の顔が、更に醜悪になる。
「ふざけるな!何のために罪もない人を…まして子供まで殺した!」
蓮矢が怒りの声を上げる。
「罪もない?へっ、笑わせんじゃねえや偽善者が!俺にとっちゃあのうのうと生きてる人間すべてが罪人だ!女子供も例外なくな!」
阿佐蔵が、所々で声を裏返させながら叫ぶ。
「貴様ァ!!」
蓮矢の拳に入る力が強まる。
『「完全に心を欲に支配されたか…あの日のことが引き金になって
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