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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
005   解放と   融合と   有機ヤミー   
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ズタトバコンボに変身、メダジャリバーを引き抜き、幼態ヤミーへとむかう。
『ジャマヲ…スルナ。』
タトバ「喋った…!でも、ヤミーはヤミーだ、とああ!」
オーズは、突然言葉を発したヤミーに驚きながらも、ヤミーに一撃を喰らわす。
『グガ…アマイナ!』
少しセルメダルがこぼれ落ちただけで、幼態ヤミーはオーズに鋭い爪で一撃、そして蹴り飛ばした。
「…ぐああっ!」
連撃を喰らい、壁に叩きつけられるオーズ。
そして、幼態ヤミーは倒れ込んだオーズや近くにいるラルフに見向きもせず、逃げ遅れた1人の男性に襲いかかり、無残に殺した……“頭をもぐ”という、なんとも惨たらしい方法で。
「なっ……貴様!なにが目的だ!?」
オーズが怒りを露にする。
『ココニハモウイナイ…ツギダ…』
そう言うと幼態ヤミーは走り去ってしまった。
「くっ…ラルフ!タカちゃん出して!」
『「もうタコに行かせた。…氷乃蓮矢…ヤツは…」』
ラルフが深刻な顔で告げた。
『「ヤツは…有機ヤミーだ…」』

















・・

・・・

・・・・

















グリードの産み出すヤミーには、2つの種類が存在する。
グリード単体で産み出す無機ヤミー、そして、人間の欲望から産み出される“有機ヤミー”が存在する。
前者は、成長の有無や、数の違い等はあるが、製法は同じで戦闘行為による闘争本能の活性化により、体内のセルメダルを増やすという個体で、意志がない上行動パターンの幅が狭く、下手をすれば人間で撃破できてしまうほど弱い。
一方“後者”は『親』と呼ばれる人間の欲望を基としているため、意志を持ち、行動も人間のように柔軟、そして何よりの違いは“親の欲望を満たし”たり、親が欲望のために異常なまでに急いだりした場合、親と融合し『欲望に忠実な化け物と化すこと』である。
なお、この状態になると、一体化した人間の救出は現段階では不可能である。



フラミーゼに戻ってから、蓮矢は姫那から治療を受けながら、ラルフから上のような説明を受けていた。
「じゃあ…あいつが幼態のうちに止めないと…人間が…」
蓮矢が俯く。
『「まあそういうことだ……とは言ってもそんなものに引っかかる人間も人間だがな…愚か極まりない…」』
ラルフが吐き捨てる。
『「それに、あの気の伝わり方…ウヴァのヤミーだな…」』
ラルフがセルメダルを机に並べながら言った。
「そうか、あの念とは違う伝わり方は…」
蓮矢が頭を抑える。
『「まあ、ヤミーやグリード自体は念を持たないが、“気”というものが強い。貴様もそのうちはっきり感じ取れるようになるはずだ。」』

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