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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Episode ZERO:
Vivere Est Militare
ANSUR0天秤の狭間で揺れし者〜Starting the Last TestamenT〜
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位に位置づけられる。
“界律の守護神テスタメント”。
あらゆる次元に存在する無数の世界、その意思たる“界律”からの助力要請で、その“
界律
(
セカイ
)
”へと召喚され、召喚された理由である契約を執行する抑止力。霊格に関しては神霊クラスと同等。神殺しの契約内容によってはそれすら上回る。
喚ばれた世界に住まう存在とは一切関わらず、契約を執行するのが普通となる。契約内容によっては、世界や人類、文明などを滅亡させる場合もあるが、それは“界律”によって望まれた結果ゆえ、正否はともかくとして“守る”という理由あるものだ。だが・・・
「ぷふっ、調子に乗ってんの天秤? このくらいで? あはっ♪ 人間は一匹残らず殺し、文明など残さないっ。だから、あんたの魔術も抹消対象っ! つまり魔術なんかであたしを傷つけることなんて許さないんだからっ!」
“霊長の審判者ユースティティア”。
名の通り霊長――人類に対して審判を行い、結果如何に関わらず一方的に殲滅しようと言う概念存在。
その理由は、人間が存在するだけで苛立たしいから、だ。しかしその理由には実は意味が存在している。
それは人類の在り方だ。人類は人間同士で奪い、争い、殺し合うという愚行を飽くことなく続ける。その愚行が人類だけの範囲に留まれば、彼女ら“霊長の審判者ユースティティア”も文句はない。
しかしその愚行が他の生命、果てには世界の滅亡までに行き着いてしまう事が多々ある。それを許せないのが“霊長の審判者ユースティティア”だ。ゆえに他の生命に影響が出る前に、人類の勝手で世界が滅ぶ前に、という考えの末に人類を一方的に殲滅する。
片や世界も人類も他の生命も、守りもすれば守るために滅ぼしもする“界律の守護神テスタメント”。
片や世界と他の生命のためにという理由で人類のみを滅ぼすだけの“霊長の審判者ユースティティア”。
どちらが正しくて、どちらが間違っているのか。話し合いなどという机上の戦争はすでに終わっている。その2つの概念存在は、ただお互いの目的のために衝突を何度も繰り返す。もうそれしか道を知らないから。それ以前にその道しか無いからだ。
「許可は下りている。貴様たちはまた人類を滅ぼしたな。その世界の人口は約140億。だったのに一人として生存者がいない。よくもまぁ派手にやってくれたな。だからこそこうして、その世界の意思・界律の契約によって、我々テスタメント四柱が召喚された。契約内容は、ユースティティア・ナンバーT始原プリンキピウム。貴様を筆頭とした、断罪ダムナティオ、真実ウェーリタース、恩寵グラーティアの計4体の抹消だ」
「うっっざぁ〜い。あたし達ぃ、その世界のために人間を殺しただけなのにさ。その世界の人間、もうちょっと放っておくと世界大戦おっ始めるとこだったんだよ? そうなったら、犬さんや
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