番外 NARUTO編 その1
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ないのですが、その密度が半端無いのですが」
と、リーさん。
「俺達にしてみれば、あれから数百年の時間が経っているからね」
「数百…嘘を言っているようには見えませんし、本当の事なのでしょうね」
現実離れした話だが、どうやら二人は信じたらしい。どうにもそう言った部分の信頼は有るようだった。
確かに、念なんていう汎用性の高い、しかしこの世界では使われていない技術を持っていた過去があるからねぇ。
「それで、あの…そっちの二尾と九尾は…」
「変な言い方をするね。いや、いいけれど。彼女達は俺の使い魔達だよ…」
ヒナタの言葉に答える。
「使い魔…ですか?」
「口寄せ動物と言った方がこの世界ではなじみ深いかな?俺達をいろいろと助けてくれるパートナーだよ」
「そうなんですか…」
「久遠、クゥ、挨拶」
「…よろしく」
「…なぅ」
久遠もクゥも人見知りが激しいからね。挨拶も初対面ではそっけない物だった。
「き、嫌われているのでしょうか…」
「そんな事は無いと思うけれど」
そうソラがフォローした。と、そんな時、部屋の入り口から声が掛かる。
「おう。お前ら、ちょっとつきあってちょうだい」
振り返るとカカシさんが立っていた。
「何をですか?」
「戦争前に二人の実力を確かめて来いとさ」
なるほどねぇ。
…
…
…
演習場へと移動し、俺とソラはカカシさん、とヒナタ、リーさんと対峙する。
久遠とクゥは見学だ。
「お二人が居なくなってからもボクは一生懸命努力したつもりです。その努力を今此処で見せましょう」
「私も手加減はしません。したら二人に失礼ですし」
と、リーさんとヒナタ。
「どちらかのチームの参ったで決着をつけよう。その辺りの良し悪しはお互い素人じゃないし、分かるでしょう」
「写輪眼は使っても?」
「これはマダラとの想定もかねている。俺も使うから遠慮しないでばんばん使ってちょうだい」
と、カカシさんの言葉で模擬戦が始まる。
「「錬」」
ヒナタとリーさんのオーラが膨れ上がる。
二人はなかなか錬度の分かる綺麗な錬だ。
「写輪眼っ」
カカシさんも左目の写輪眼を発動させる。
俺とソラは地面を蹴って後ろへと距離を取ると、一人突出したリーさんがオーラを右拳に集めて振りかぶって近づいてきた。
「はやいっ!」
忍者が使う瞬身の術なんて比じゃないくらいの速さでかけてくる。良く見れば幾らか脚力強化にまわしている。
速いはずだ。
「木ノ葉っダイナマイトっ!」
振り下ろされる右拳はどうにかかわしたが、穿った地面には大きなクレーターが出来上がり、
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